世界の人形館からの夢メッセージ

夢と寛ぎを紡ぐワールドスクエア
新型コロナウイルス感染症の過度な妄想?
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 いっせいに右へ倣えとばかりに、世の中の行事、イベントなど悉く中止が相次ぐ。たとえ開催するとしても無観客のことで、プロ野球のオープン戦、中央競馬、大阪の大相撲春場所などが然りだ。安倍晋三首相は大規模イベント自粛や全国の小中高校の休校要請に続き、中国と韓国からの入国制限を発表したが、早速韓国が90日間の査証(ビザ)免除措置を停止するなど反発した。やっと沈静化し落ち着いていた日韓関係だが、再び悪化が懸念される。このところ首相主導の新型コロナウイルス対策が連発されているが、説明不十分のきらいがあり、現場や関係者に混乱が生じているようだ。

 韓国での感染者は7000人を超え、中国に次ぐ(死者はイタリアのほうが多い)。感染が拡大しているのは、宗教団体の集団感染が多いテグ( 大邱)だ。筆者は2005年6月に訪れたことがあるが、韓国第3の大都市で人口は約250万人。主な観光スポットは、夜市場が人気の西門市場、家族連れで賑わう寿城遊園池、若さと活気に満ちた繁華街・東城路、昔の懐かしい農村の風景が描かれている馬飛亭壁画村、ツツジの見事な琵瑟山など。だが、見どころはなんと言っても、郊外にある韓国三大名刹の一つである海印寺だ。八万大蔵経という大教典が有名で、お寺の周辺の自然も素晴らしい。

 

 

   テグの西門市場       琵瑟山

 

 

 海印寺を見学する筆者     八万大蔵経

 

 中国の武漢から端を発した新型コロナウイルス感染症の拡大は、その後も衰える気配がない。中国をはじめ、韓国、イタリア、イラン、日本など100ヵ国・地域に及び、感染者は中国の8万人超を含め10万人を超え、死者も3500人以上だ。各国とも懸命に対策に追われているが、歴史を顧みると、我が人類の歴史は感染症との闘いの歴史とも言えよう。古くは「黒死病」と呼ばれたペストがあり、14世紀には世界中で1憶人が死亡した由。その名残はヨーロッパ各地の町に立つペスト記念塔だ。

 

 1918年〜19年に世界的に流行したスペイン風邪では2000万人、あるいは5000万人が死んだとも言われる。近年では2014年に西アフリカのエボラ出血熱(2014年8月16日付け幣ブログ『エボラ出血熱で想い出したリベリア・シエラレオネ・ギニアへの旅』参照)、2002年〜3年に香港を中心にしたSARS(重症急性呼吸器症候群)などがある。今流行っている新型コロナウィルス感染症は、かつてのペストなどとは諸事情が異なる。お互いに過剰反応し、自らパンデミックに追い込むような不必要な妄想を抱くのは如何と思料するのだが・・・。但し、感染の終息が長引けば、今年の我が国のGDPはマイナスになり、倒産も増えるのではと懸念する。

 

   

ウイーンのペスト記念塔  エボラ出血熱の死者の

               遺体を運ぶ救護班

 

 毎日何度もテレビで新型コロナウィルス感染を報道するテレビ番組を観ているが、一つだけ解せないことがある。それは検査数が諸外国に比べ、一桁いや二桁も少ないことである。もし、そうだとすれば、政府が発表する感染者数は氷山の一角に過ぎない。実情を正確に把握するため、どんどん検査を増やすべきであろう。外国のメディアも同様な指摘をしている。なお、「我が国に感染者はいない」という北朝鮮の報道は、どう転んでも信じがたい。韓国メディアによれば、3700人が隔離され、180人の兵士が死亡したとか。もし、事実とすれば、新型コロナウィルスのパンデミックは現実味を帯びてこよう。

 

 ところで、最近地域紙「リビングかしわ」で筆者運営の「世界の人形館が紹介され、問い合わせが多い。コロナ問題の不安はあるが、見学を断らず受け入れている。世界の人形や紙幣などばかりでなく、花も観賞して頂こうと置いている。こういう鬱陶しい時こそ、花を愛でる冷静な余裕が欲しいものだ。

 

 

「リビングかしわ」の紹介  世界の人形館を彩る花

 

(後記)
 新型コロナウィルスの感染国が114ヵ国に広がり、感染者は12万人近く、死者も約4300人に達し、世界保健機関(WHO)はやっとパンデミック(世界的な流行)と認定した。発生国の中国に遠慮したのであろうか、時機を逸した発表であり遺憾。

  

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| 世界の旅−アジア | 22:29 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
パスポートを売る地中海の島国マルタの旅(1)
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 裕福な外国人をターゲットにし、パスポートを売る国がある。欧州連合(EU)の参加国で、地中海に浮かぶ小さな島国マルタである。外国の有能な人材を獲得して経済の活性化を目指すため同国は、2014年に特別に外国人に市民権を与えるという思い切った政策を始めた。それは「個人投資家プログラム(IIP)」と言い、マルタのパスポートが得られるので「ゴールデンパスポート制度」とも呼ばれる。因みに、同様な制度は2008年の金融危機後に、キプロスやブルガリアでもあった。

   マルタの人口は僅か50万人で、我が国では最小人口の県である鳥取県よりも少ない。また、天然資源にも恵まれず、競争力のある産業は観光を除けばほとんど無い。斯様に豊かでない小国だが、先述の制度の導入で近年は好景気に沸いているとか。市民権を得た外国

人がオフィスを構え、工場を建設し、さらに投資をしているのだ。お陰でマルタのこの5年間の経済成長率は5〜10%を達成し、EUの平均1〜2%を大きく上回る。

 

 だが、このプログラムは誰でも応募できるほど容易ではなく、条件は相当厳しいらしい。たとえば、65万ユーロ(約7800万円)の寄付のほかに、35万ユーロ(約4200万円)以上の不動産物件を購入するか、あるいは年間家賃1万6000ユーロ以上(約190万円)の物件を借り、さらにマルタに1年以上住んでいることが要求される。それでも人気があるのは、マルタの市民権に加えEUの市民権も得ることができ、ビザなしでドイツやフランスなどEU内を自由に移動できるからだ。また、EU内であれば、投資活動も制約を受けずに自由にできる。

 上記のような恩恵を受けようとする応募者は、中国、ロシア、中東の出身者が多いとの由。いずれもビザ取得で制約があり、海外渡航の自由度が低い国の出身が多く占め、彼らがマルタ・パスポートに魅かれるようだ。ただ、この制度を悪用するケースもあるとか。たとえば、マネーロンダリング(資金洗浄)や税逃れ、スパイが紛れ込んでEUの安全保障を脅かすなどである。今後は審査を厳しくする動きもある。そんなマルタを、筆者は1997年11月に訪れているが、マルタの中心、マルタ本島の旅の模様を紹介しよう。

 

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 イタリアのシチリア島の南93kmほどに浮かぶマルタは、日本の淡路島の半分ほどの小さな島国だ。その中心はマルタ本島の東部にあるヴァレッタ。濃いハチミツ色に輝く人口9000人の首都で、「宮殿の町」とも呼ばれる。16世紀オスマントルコの攻略に備え、聖ヨハネ騎士団がセベラス半島の岩稜の上に築いた難攻不落の堅固な城塞都市である。1980年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。マルタ・ストーンと呼ばれる蜂蜜色の石灰岩の建物が並び、バルコニー風の出窓がこの町の建物を特徴付ける。入江深く築かれた城塞都市は、今もほぼ完全に昔ながらの姿を残す。マルタの見所の大半はこの町に集中し、ヴァレッタほどの規模と美しさを持った城塞都市は世界でもあまり類を見ない。

 

 

 ヴァレッタやスリーシティ   ヴァレッタの中心

     を俯瞰

 

 特にバラッカ庭園から一望すると、眼下のグランドハーバーや、対岸のスリーシティのヴィトリオーザ・セングレア・コスピークア3つの町並みの眺めが壮観だ。1573年から1577年にかけて建てられた聖ヨハネ大聖堂は、豪華な壁画や床一面に敷かれた大理石のモザイクに圧倒される。礼拝堂には天才画家カラヴァッジョの傑作、聖ヨハネの斬首がある。1570年から10年にわたり建てられ、かっての聖ヨハネ騎士団の栄光が偲ばれる騎士団長の宮殿は、武器庫や大きなフランス製のタペストリーなどが見逃せない。

 

 

 バラッカ庭園からスリー       騎士団長の宮殿で小学生や

  シティを背にして      先生に歓迎される

 

 島の南海岸にある青の洞門ブルー・グロット は、荒波と強風でえぐられ大きなアーチを描く。水中にゆらめく海藻の輝くばかりの燐光を反射して幻想的美しさを見せる。迫力十分な景観は、遊覧ボートから見上げるとなお一層良い。

 島のほぼ中央に位置する古都ムディナは「沈黙の町」とも呼ばれ、くねくねと伸びた細い路地が多くアラブの香りが漂う。13世築のシチリア・ノルマン様式の大聖堂、マルタ島北部が見渡せるタスール広場の城壁、1370年に建てられたマルタで最も古い貴族の館インガネスの家、ギリシア門、保塁広場、隣町の門前町ラバトなどを訪れた。

 

 

 青の洞門ブルー・グロット  ムディナの大聖堂前で

 

 マルタ観光の必見スポットはヴァレッタに多いが、もう一つはマルタ本島の北西6kmにあるゴゾ島である。この美しい自然に囲まれた島については、次回に詳述しよう。

 

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 間もなく83歳になる筆者も20〜30歳若ければ、マルタのパスポートを取得してEU市民になりたいのだが・・・。

 

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| 世界の旅−ヨーロッパ(西欧・中欧) | 20:20 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
新型コロナでさまようクルーズ船を救ったカンボジアの旅(2)
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 昨年暮れから中国の湖北省武漢市で集団発生した新型コロナウイルス感染は、収まる気配は無く拡大の一途だ。死者は日毎に増え、現時点では1774人、感染者数はなんと7万人を超える。だが、中国共産党が得意とする国家ぐるみの操作で、ひょっとすれば実数は一桁、或いは二桁多いのでは?日本でも13日に80代女性が死亡し、感染者は520人で、中国に続くコロナウィルス大国になろうとしている。

 集団感染の猛威が終息しないのは、集団感染の温床となっている大型クルーズ船が代表例である。たとえば、横浜港沖に停泊中の「ダイヤモンド・プリンセス号」では、感染者は454人で突出している。この影響を受け、アジアの海域をクルーズ中の大型豪華客船は寄港・停泊を拒否されている。特に、オランダ船籍のウエステルダム号は、日本をはじめ、台湾・フィリピン・グアム・タイが入港を拒否したため、無情にも約2300人を乗せたまま行き場を失った。

 

 

    ウエステルダム号(ネットより転用・加工)          


 その後件のクルーズ船のことが絶えず気懸りだったが、結局カンボジアが同船の寄港を許可し安堵した。13日に南部のシアヌークビル港に到着し、乗船客は首都プノンペンに移動して帰国の途に就いた由。中国とカンボジアの絆は強固だ。中国とは親密な同盟国で、毎年巨額の経済支援を受けている。経済的に恩恵を受けているカンボジアがお返ししたとは言え、同国の英断を讃えたい。さすが輝かしいクメール王朝文化を今に伝える、奥ゆかしい思いやりのある国だ。

 

 斯様に魅力的なカンボジアを、世界遺産のアンコール遺跡や東南アジア最大の湖・トンレサップ湖に興味があり、1994年の初訪問以降2度旅している。その模様は2018年8月17日付け幣ブログ公正が疑われる総選挙が行われたカンボジアの旅(1) 』紹介済みである。今回はウエステルダム号が入港したシアヌークビル、少数民族が住むベトナム&ラオスとの国境付近の旅を詳述しよう。

 

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 シアヌークビルはプノンペンの南西230kmほどに位置し、カンボジア最大の港町。人口は約19万人で、同国随一のビーチリゾートでもあるが、南国情緒はあまりなく些か期待外れであった。 ソッカー・ビーチ、旧市街の中心にあるプサルー市場やゴールデンライオン広場などを散策したほか、外国人旅行者の多いオーチティル・ビーチでは遊泳を楽しんだ。

 ちなみに、最新情報によれば、2015〜2017年頃から中国の一帯一路構想の影響を受け、中国企業がすさまじいスピードで建設工事を進めているとの由。

 

             −−− シアヌークビル −−−

 

 ゴールデンライオン広場  オーチティル・ビーチ 

 

 一方、カンボジア北東部の標高約600mの山岳地帯にあるバン・ルンは北にラオス、東にベトナムと国境を接する。ラタナキリ州の州都で人口2万人足らずの町は少数民族が過半数を占め、手付かずの豊かな自然を求めて欧米の観光客が多い。町の北端にあるボンカンサイン湖は散策に絶好で、日没時に湖面に映る夕陽が輝くように美しい。町の中心から西へ約2.5kmの小高い山・エイセイパタマ、通称プノンスワイには、体長が10mほどの涅槃像がある。

 町の南10kmにあるクルン族のオートン村で、約1時間半カティエン滝まで大きな象に乗った。象はジャングルに住んでおり、探し出すのに半時間もかかるほどの半ば野性の象だ。原生林が生い茂るジャングルやゴム園、川、道なき道を進んだが、象は途中何度もストップして草を食べる道草をした。過去他の国で随分象に乗ったが、今回のような野性味あふれるスリリングな象乗りは初めてあった。

 

 

バン・ルン:ボンカンサイン湖 オートン村の象乗り

 

 ベトナム国境に近いジャライ族集落では、全長50mほどのロングハウス訪問がお目当てで、数家族20人ほどが仲良く一緒に暮らしていた。バン・ルンの北西35km、サン川沿いの村ベンサイ付近では、タンプーン族のカチョン墓地が見どころである。死者を埋葬する時、水牛を生贄にして数日間酒を飲んで踊る珍しい儀式がある。

 

 

ジャライ族集落のロングハウス  カチョン墓地


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 日本語や日本文化を教えている中国人留学生の曹くんは、故郷の江蘇省徐州へ春節(旧正月)で帰省し1月下旬に再来日した。しかし、2週間の隔離後もコロナウィルスに感染していないかどうか様子を見ているとの由。彼に会えるのは3月以降になりそうだ

 

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| 世界の旅−アジア | 19:54 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
護衛艦が派遣されたアラビア海のソコトラ島の旅
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 海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が横須賀基地を出港した。同艦は中東のオマーン湾、アラビア海北部(インド洋)、アデン湾で、日本関係船舶の安全確保のため情報収集の任務を担う。中東勤務経験がある私には、 現地は勝手知ったる裏庭のようなものだ。アラビア半島を囲む重要な海域で危険と言われるのは、先ずホルムズ海峡が挙げられ、その次が今も内戦が続くイエーメンが面するアデン湾だ。武装した海賊がよく出没する。

 そのアデン湾の東、インド洋に浮かぶのがイエーメン領のソコトラ島である。2011年12月、空路で首都サナアからムカラ経由で島を訪れたが、身の危険を何度も感じたリスキー

な旅であった。しかし、絶海の孤島に着いてみると、意外にも平和なようで些か驚いた。「インド洋のガラパゴス」の別名を持つだけに、植物相は独特だ。たとえば、赤い樹液が染み出る竜血樹、イエーメン桜とも呼ばれるボトルツリーなど。美しい海や急峻な山容も見どころ。

 

 

   サナアのイエメン門  ムカラで少年たちと仲良く

 

 そして最も感動したのが、島の小学校を訪れた時。教室には机やイスも無く、薄暗い地べたで子供たちが熱心に勉強していた。あの貧しかった南スーダンの小学校でも机やイスがあったが、ソコトラ島はさらに貧しい。でも、明るく物乞いしない子供たちの笑顔と白い歯が印象的で、実に爽やかで心地良い。機会があれば、護衛艦が島に寄港し、子供たちを慰問願えれば幸甚。これこそが真の国際貢献であろう。

 

    ソコトラ島の小学校を慰問

 

 さて、ソコトラ島への旅の模様を以下紹介しよう。

 

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 地図で見ると小さな島だが、東西に約100km、南北に40kmもある。奈良県と同じくらいの島は意外に大きく、中央部は標高1000m〜1500mのテーブルマウンテンの高地が横たわり、なかなかスケールの大きな風景が広がる。この島のハイライトは、なんと言っても独特の植物が創り出す景観だ。例えば、巨大なキノコの形をした竜血樹、イエメン桜の別名を持ちバオバブに少し似たボトルツリーだ。島の中心地は、ほぼ島央の北海岸に位置するハディボ。人口が約1万人の小さな町だが、マーケットや商店、ホテル、モスクなどが一通り揃っている。

 ディクサムは島の中央部に横たわる台地で、島のシンボルである竜血樹が多く見られる。ここから東の方へ谷を下りる途中に、桜のような美しい花を咲かせているボトルツリーに出会った。下り切った所がワディ・ディ・エルホで、まるで別世界のような清流の渓谷が広がる。ハディボから海岸通りを約15km東へ行くと、ラス・ディ・ハムリという海洋保護区に着く。透明度の高い海ではシュノーケリングもでき、岸辺には赤い夫婦岩が鎮座する。ここから約8km東にあるのがハラーで、様々なボトルツリーが数多く群生する。

 

                     −−− 竜血樹 −−−

 

 

                 −−− ボトルツリー −−−

 

 

 ハラーを過ぎてさらに10kmほど東進すると、雄大なテーブルマウンテンが横たわるアル・アルに着く。この付近の山の色は下からホワイト、ブラウン、ダークグレーと変わり、ブルーの海辺に迫る。これら4色のコントラストが目にも鮮やかだ。一方、ハディボから西へおよそ50km向かうとカランシアという漁村があり、島の西端に近いせいか、風が非常に強い。浜辺で威勢の良い声が飛び交う魚市場を覘いたほか、近くの高台に登った。そこから眺めたディトワのラグーンは、この世のものとは思えないほどの美しさであった。

 

 

     アル・アルの海岸     ディトワのラグーン

 

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 昨年12月に閣議決定されたとは言え、国会での実質審議が始まる前に、海上自衛隊の哨戒機出国を追うように護衛艦が派遣された。元々穏やかでない中東情勢が急変するリスクもあり、先行きの不透明感を懸念する向きもある。今後の動きを注視したい。

 

             ◇◇◇  ご案内  ◇◇◇

 

無料講演を引き受けます。

  筆者は講演・講義を全国各地で行っています。主目的は地域や街の活性化と真の国際化推進、そして三流とも揶揄される日本外交再生などの一助です。そのために世界に関することであれば、旅行、文化芸術、宗教、歴史、政治や外交に関する国際情勢、グルメ、環境、経済や産業などジャンルを問わず、ワールド・トラベラーとして恥ずかしくない講演をします。しかも275ヵ国・地域を旅した実体験をベースに、他人様の情報をコピペ(切り貼り)しない異色のノンフイクションをありのままにお話します。
 ご希望があれば、ご遠慮無くお申し出下さい。因みに、社会貢献活動のため謝礼は一切不要ですが、ご希望の主旨が筆者の平和的な理念などに反する場合は勝手ながらお断りすることもあります。予めお含み置き下さい。

 

 因みに、主な講演実績(2011年以降)は次の通りです。

2011年1月25日「ケニア」我孫子市立根戸小学校で 我孫子市教育委員会主催
2011年10月2日 「240国・地域を旅して」我孫子市生涯学習センターで 我孫子の文化を守る会主催
2012年4月14日 「PKO派遣の南スーダンと激動アラビアを旅して」 我孫子けやきプラザで 文化を守る会主催
2012年8月5日  「アジアの昔と今」横芝光町立図書館ハイビジョンホールで  横芝光町図書館主催
2012年11月3日 「世界255か国・地域を旅して」中央学院大学の学園祭で 中央学院大学主催
2013年8月10日 「世界の仮面などから世界が分る」けやきプラザで  我孫子南まちづくり協議会主催
2013年9月29日 「グローバル時代を生きる」あびこ市民プラザで  我孫子市国際交流協会主催
2013年11月9日 「世界の紛争地帯を訪れ、平和を語る」あびこ市民プラザで  我孫子の文化を守る会主催
2014年6月19日 「世界の辺境地や紛争地帯を訪れてこそ、本当の世界が分かる」 グラン・レジデンス主催
2014年9月13日 「イスラム世界に住み働き旅して41年」柏市中央公民館で  伸光堂千葉販売主催
2014年12月6日 「世界旅行のススメ」四街道市で 視覚障害者総合支援センターちば主催
2015年2月24日 「イスラムとの腐れ縁」柏市中央公民館で  柏南交友会主催
2018年10月12日 「272ヵ国・地域を旅したワールド・トラベラーが想う真の国際化」東京海事センタービルで  JAPAN NOW 観光情報協会主催 

2019年10月11日「275ヵ国・地域を旅したワールド・トラベラーが語る、新聞・テレビが報道しない世界の真実 」東京海事センタービルで JAPAN NOW 観光情報協会主催 

2020年1月25日 「275ヵ国・地域を旅したワールド・トラベラーが語る、メディアが報道しない世界の真実 」けやきプラザで我孫子市更生保護三団体主催


                    ― ― ―  講演会風景 ― ― ―
  
プロジェクターを駆使し講演  地球儀を前にして   満席の会場で熱心に聴講
 するワールド・トラベラー スピーチする筆者  する多数の参加者たち 

 

お問い合わせ:世界の人形館 
                     TEL 04−7184−4745
      E−MAIL 
 ko-yasu@maple.ocn.ne.jp

 

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| 世界の旅−中東・北アフリカ | 12:24 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
新型ウイルス肺炎の感染が拡大する武漢の旅
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 先月末から中国の湖北省武漢市で、新型コロナウイルスによる肺炎が集団発生している。この新型コロナウイルスの患者は中国で既に500人を超え、死者は17人(本日現在)になった。中国政府お得意の国家コン

武漢の海鮮卸売市場

(ネットより転用)

 

コントロールで過小報告され、実数は遥かに多いのでは?国外でも、タイ、日本、韓国、アメリカ、マカオで感染者が見つかっている。ちょうど30億人ほどが移動する、まるで民族の大移動のような感じの春節(中国の旧正月)と重なるだけに、死者や患者数が更に加速して大幅に増えることが懸念される。

 新型コロナウイルスではアナグマやタケネズミから人に感染し、さらに人から人へ感染したようだ。人への感染者が我が日本でも先週に確認されたことを受けて、政府は検疫所での健康状態確認という水際対策を徹底し、医療機関で感染が疑われる人が確認された際の検査を着実に運用するなどの対応方針を決定した。また、赤羽国交相は更なる感染拡大に備え、旅行会社や航空会社への迅速な情報提供に加え、空港や港湾施設での検疫が円滑に行われるよう水際対策の徹底を関係部署に指示した。

 

 さて、問題となっている武漢だが、1995年6月に長江の三峡下りクルーズに参加した際に訪れている。当時は三峡ダムが建設工事中であった。また、2009年6月にも再訪し、三国志で有名な古戦場などを回った。その時の模様を紹介しよう。

 

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 武漢は北京の南東約1200mに位置し、長江とその支流・漢江が交差する水の都である。湖北省の省都で人口約1100万人、中国では7番目の大都市だ。李白の詩で有名な街は、武漢三鎮と呼ばれる漢口・武昌・漢陽の3地区から成る。重慶、南京と共に中国三大釜戸と呼ばれるだけに、武漢に近くなると蒸し暑さを覚える。三峡下りクルーズも終わりに近づき見上げるような大きな橋、武漢長江大橋をくぐり抜けるといよいよ武漢に入る。

 

 

       三峡ダム       武漢長江大橋

 

 見どころは何と言っても、武漢随一の観光スポットと言われる長江の南岸側の武昌地区にある黄鶴楼である。創建は223年と古く、現在のものは1985年に再建された。高さは51m余もあり、その美しさは李白の漢詩などで知られ江南の三大名楼として有名だ。最

黄鶴楼公園

上階の5階まで昇ると、雄大な長江などを見下ろすことができる。また、黄鶴楼を中心に緑豊かな公園が広がり、園内を散策すると情緒たっぷりに浸れる。

 

    −−− 黄鶴楼 −−−

 

黄鶴楼前に立つ筆者

 

 この黄鶴楼から約6km南下すると、面積が73k屬發△蠱羚颪療垰堝發任郎蚤腓慮个箸気譴訶豸个ある。蓮の花が咲き乱れる美しい景観が広がる風景区になっており、桜の名所になっている東湖桜花園や植物園など様々な施設がある。ちなみに、武昌地区には湖北省レベルの役所が多く、省の政治の中心になっている。

 

        −−− 東湖−−−

 

               湖畔を散策する

 

 一方、全長が4408mもある斜張橋の武漢長江二橋を渡ると、対岸の漢口地区に入る。ホテルやレストランが多い商業地区が広がり、また武漢の市政府などがあり活況を呈する。因みに、コロナウイルスによる肺炎患者は、漢口地区の江漢区にある武漢華南海鮮批発市場(海鮮卸売市場)の関係者を中心に発生している。また漢口地区に近い漢陽区にある帰元禅寺は、17世紀中頃に創建された禅宗寺院。多数の経典を納めた蔵経閣、金色の500尊の羅漢像を安置する羅漢堂などが見もの。

 郊外は、武漢から南西100mほど、三国志で有名な赤壁の三国古戦場遊覧区が一押し。長江の畔にある広大なテーマパークで、入場門をくぐって南屏山や赤壁山の山道を進むこと約30分、パッと前方の視界が開ける。雄大な長江が滔々と流れ、長江の岸壁に「赤壁」と赤く刻まれた文字が見え赤壁山石刻と呼ばれる。ほかに名軍師・諸葛孔明が東南の風を呼び起こしたとされる拝風台、孔明が考え出したトリッキーな陣構えの諸葛亮八卦陣などが興味深い。

 

        −−− 三国古戦場遊覧区 −−−

 

  遊覧区のゲート付近 長江の岸壁に刻まれた「赤壁」

 

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 今回の新型コロナウイルスによる肺炎の集団発生が、アジアなどの限られた地域内で封じ込めることができれば上出来であろう。しかし、世界的な規模にまで拡大すれば、中国政府に対する非難が強まるのは勿論、習近平体制も脅かしかねないであろう。超大国となった中国の威信に賭けても、早期の終息が求められよう。

 

(後記)

●やっと1月31日に、WHO=世界保健機関は感染がほかの国でも拡大する恐れがあるとし、緊急事態宣言を出した。しかし、これまでに中国本土での感染者が1万4,380人となり、死者は300人を超えた。更に中国以外でも23ヵ国で感染者を出し、死者もフィリピンのセブ島で44歳の中国人男性が1日に死亡した。(2月1日)

武漢で確認された感染者は4万6452人と、中国全体の56%を占めた。死者は3869人で、全体の84%を占めた。しかし、4月8日には都市封鎖が解除され、4月26日までに新規患者がゼロになった。(4月27日)

 

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映画化確実!?のゴーン逃亡とレバノンを懐かしむ(2)
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 先ずは、恒例の新年のご挨拶をしなかったことをご容赦願いたい。と言うのは、昨年暮れに妻が他界したからです。 

 

 さて、映画化すればヒットが間違いなさそうな逃亡劇が繰り広げられた。なんと保釈中のカルロス・ゴーン前日産会長が日本を不法出国し、レバノンへ逃亡したのだ。逃げた本人が悪いのは勿論だが、まんまと逃げられた日本の司法制度もお粗末である。昨年暮れも押し迫った12月29日夜、東京⇒関西空港⇒トルコ・イスタンブール空港⇒レバノンの首都ベイルートへ逃れた。驚きは大きな音響ケースに入り、関西空港からプライベートジェットで飛び立った由。逃亡を支援したのは2人の米国人男性で、その一人はグリーンベレーと言う米陸軍の特使部隊の入隊経験者とか。

 このため15憶円の保釈金は没収されたほか、年末の脱出作戦には少なくとも1500万ドル( 約16億円)かかったとか。高額の役員報酬を得て富裕なゴーン被告とて、総額30憶円以上は大金である。それでも逃亡を完遂したのは、一昨日(1月8日)ベイルートで行われた2時間以上の記者会見でその理由などを被告は発表した。要するに、自身に対する嫌疑は「根拠がなく、そもそも逮捕されるべきではなかった。日産幹部の陰謀に依るクーデターだ。」と潔白を主張し、不公正な我が日本の司法制度を批判して自己弁護に終始した。今後の見通しだが、日本はレバノンと犯罪人引渡し条約を締結していないので、最悪は逃げ得になるのであろうか?

 

 さて、被告のルーツがあるレバノンに関し、2018年付幣ブログ『逮捕されたゴーン前日産会長を育んだレバノンを懐かしむ(1)でベイルートを紹介済みだが、今回はレバノン北部に就いて触れてみたい。

 

  ☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━

 

 南北に細長いレバノンの北部のほぼ中心に、冠雪した標高2000〜3000mのレバノン山脈が走る。その美しい白銀の世界が広がる景観は、まさに「中東のスイス」を彷彿させる。レバノンの国旗に描かれているシンボルのレバノン杉が群生するカディーシャの渓谷では、1mほどの雪が積もる一面の銀世界が広がり、周りにはスキー場がある。雪深い森に樹齢5000〜3000年の杉が天を突くように生える光景は、神秘的で神々しい。この渓谷から5kmほど下にあるハスルーン やブシャーレ は、風光明媚で夏は涼しく、お洒落な避暑地として知られ人気がある。

 

          −−− レバノン山脈 −−−

 

ハスルーン付近から眺めた カディーシャ溪谷での筆者

  レバノン山脈

 

 レバノン国内最大の必見スポットと言われるバールベックは、ベイルートの北東86km、シリアのダマスカスの北110kmに位置する。ベカー高原にあるフェニキア時代の遺跡で、2世紀に建設された。最初はバール神を祀ったが、ローマ統治後はジュピターなどの3神殿が建設された。1974年10月と2000年6月の2度訪れた。見どころは何と言っても、原型をほぼ保つ荘厳なバッカス神殿。内部の祭殿はもちろん、建物を囲む堂々たる柱や柱廊の天井に彫られた彫刻が素晴らしい。バールベックの象徴とも言われるのがバッカス神殿の北側にあるジュピター神殿の跡に残る高さ20mに達する6本の列柱。この柱の大きさから、神殿の巨大さが十分うかがい知れる。

 

           −−− バールベック −−−

 

1974年妻・長男・次男 2000年バッカス神殿での筆者

と共に6本の列柱前で

 

 ベイルートの北36kmにあるビブロス遺跡は、フェニキア人により造られた世界最古の都市国家とされる。聖書を意味するバイブルは、この土地名から来ている。ビブロスのギリシャ名はパピルス即ち書物を表し、世界で最も神聖な書物の呼名である。7000年前の住居跡、地中海を望む紀元前18世紀前後に建てられたオベリスク神殿跡、存在感のある復元された騎士の城、小規模ながら保存状況が良いローマ劇場、フェニキア時代の城壁、ロマネスク様式の聖堂などがある。

 

      −−− ビブロス遺跡 −−−

 

       ローマ劇場   騎士の城で女学生たちと仲良く

 

 ベイルートの北85kmに位置するトリポリはレバノン第2の都市で、人口は約17 万人。12世紀頃にできた迷路の様な旧市街は有名。フランク人の十字軍兵士によって建てられ、屋上から旧市街が見渡せるセント・ジル要塞、旧市街の中心にあるトール広場が見どころだ。

 

  ☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━

 

 辣腕経営者として有名なカルロス・ゴーン被告に関する本はこれまで数多く出版され、当人も多くのインタビューで生い立ちなどにつき語っている。同被告は祖父母や母親については多くを語っているが、父親ジョージ・ゴーンについてはほとんど言及していない。密輸、殺人、偽札など、多くの犯罪歴があるからだ。隠し続けた過去、金への異常な執着、元妻へのDV、そして今回の逃亡は、人間の現世欲や悲しい性を象徴する国際的な事件と言えよう。

 

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| 世界の旅−中東・北アフリカ | 21:48 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
ワールド・トラベラーにとっての2019年の重大ニュース
11

 2019年も後わずかとなった。プライベートでは長年連れ添った伴侶の他界があり、82年の人生で最も多難な一年であったかも知れない。一方では改元があり、平成から令和になった。海外では、貿易を巡ってアメリカと対立する中国が、香港の大規模デモに於いても香港政府の後ろ盾となって影響力を誇示した。例の如く275ヵ国・地域を旅した私ことワールド・トラベラーの独断と偏見に基づき、2019年の重大ニュースを列挙し回顧しよう。

 

妻の他界

 来月には結婚して満55年になる直前のつい先日(12月12日)、妻はアルツハイマー型認知症との約10年にわたる闘病も空しく永眠した。享年77歳は人生100年時代の折柄、少々早すぎる永眠かも知れない。しかし、50歳の胃がん手術をはじめ様々な病魔に襲われた長い病歴があるだけに、天寿を全うしたとも言えよう。妻が抱えたいくつかの病気で、命取りになったのは認知症だ。この病に罹ると治すことも遅らせることも出来ない、今のところ不治の病であることを知らされた。今後の講演でも、この病の怖さなどを啓蒙したいと念じている。詳しくは12月19日付ブログ『天国へ旅立った妻との想い参照。

 

香港で学生らが大規模デモ

 6月9日に香港と中国両政府に抗議する住民が100万人規模のデモを行った。民主派や若者らによる抗議運動は今者も収束せず、デモ隊と警官隊の衝突の激化で香港経済への影響が拡大した。抗議運動のきっかけは、香港政府が中国への容疑者引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正であった。香港政府は10月に条例改正案を撤回したが、抗議運動は続いた。11月の区議会選挙では民主派が大勝し、抗議運動への住民の一定の支持が示された。香港は中国の一国二制度下で、外交・防衛を除く幅広い分野で「高度な自治」が認められているが、中国政府はデモ隊の摘発強化による混乱収束を香港政府に求めている。詳細は6月9日付ブログ『一国二制度が骨抜きにされつつある香港の今昔(1)』参照。

 

「令和」に改元と10連休の大型GW 

 平成の天皇陛下が4月30日に退位され、新たに皇太子徳仁(なるひと)親王殿下が5月1日午前0時に第126代天皇に即位された。天皇の退位は1817年の光格天皇以来実に202年ぶりのこと。因みに、新元号の「令和」は万葉集から引用され、元号では初めて日本の古典(国書)が出典となった。その後、皇位継承に伴う「即位の礼」の中心儀式で、天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」は10月22日、また即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」は11月10日に行われた。今回の改元で採り上げられたのが、史上初の10連休の大型連休だ。4月27日から5月6日までの超長い10連休は、長過ぎると言うのが偽らざる実感。詳しくは5月6日付ブログ『10連休の大型GW格差に想う』参照。 

 

ハノイで2回目の米朝首脳会談

 アメリカのトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩 キムジョンウン 朝鮮労働党委員長は2月27日〜28日、ベトナムのハノイで昨年6月以来、2回目の首脳会談をした。当初は北朝鮮の非核化に向けた成果が期待されたが、北朝鮮が求めた完全な制裁解除をアメリカが拒絶した。このため予定されていた共同声明の署名にも至らず、完全な物別れに終わった。また6月に3回目の会談が行われたが、溝は埋まらなかった。北朝鮮は年末が交渉期限だと宣言し、軍事的な挑発を強めた。金正恩委員長は35歳の若輩ながら、侮れない手強いネゴシエーターある。詳細は2月22日付ブログ『2度目の米朝首脳会談が行われるハノイ慕情』参照。

 

)

日本が8強入りしたラグビーW杯日本大会

 アジア初の開催となるラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会が、9月20日に開幕した。日本代表はグループリーグA組を4戦全勝の1位で突破、初の8強入りを果たした。第二戦で世界ランキング2位の強豪アイルランド代表と対戦して逆転勝ちした日本は決勝トーナメント進出がかかったグループリーグ最終戦ではスコットランド代表を振り切った。準々決勝で南アフリカ代表に敗れるも、主将のリーチマイケルを中心とした「桜の戦士」の勇敢な戦いぶりは、国内外で称賛を集めた。なお、11月2日に行われた決勝では、南アフリカがイングランド代表に勝利し、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。詳しくは9月30日付ブログラグビーW杯2019で注目されるアイルランドの旅(1』参照。

 

日韓対立

 徴用工問題に端を発した日韓関係は、日本の輸出規制、韓国の軍事情報に関する包括的保全協定(GSOMIA)破棄、韓国のWTO提訴と悪化の一途だった。しかし、韓国側が11月下旬に破棄の通告を停止し、ひとまず日韓関係悪化の歯止めはかかったようだ。両国にはそれなりの言い分があるが、日本の古来の文化や仏教伝来などはどこから来たのか?それは朝鮮半島経由で我が国に入って来たもので、この点では韓国は我々の先輩として敬意を表するのが必要だ。儒教精神が今も健在なことを認識した対応が望まれ、近くて遠い国にならないようよう是非とも仲良くしたい隣人だ。詳細は10月12日付ブログ『1年ぶりに講演した「新聞・テレビが報道しない世界の真実」』参照。 

 

275 ヵ国・地域を制覇した82歳の一人旅

 6月17日〜25日、実に5年ぶりの海外旅行をした。それも82歳のかなり高齢の一人旅であった。5年近く前に妻が今のところ不治の病とされる認知症で入院し、しかも2年前から延命措置を受けているため長期の外出による不在が許されない。加えて筆者自身がこの間に2度も手術し、特に昨年11月には末期直前の大腸がん手術をした経緯もあり、海外渡航記録は272ヵ国・地域で終わると半ば諦めていた。しかし、一度しかない人生をこのまま終えるのは不完全燃焼となり悔いが残るため、妻の病院や知人などに根回して1週間程度の旅をすることを決意した。詳細は6月30日付ブログ『275ヵ国・地域を制覇した82歳の一人旅(1)イビサ島など』と7月9日付ブログ『275ヵ国・地域を制覇した82歳の一人旅(2)スペインの飛び地領メリリャ&セウタ』参照。

 

人気テレビ番組に出演

 12月7日(土)夜9時〜のゴールデンタイムに放送のテレビ東京『出没!アド街ック天国』で、筆者のプライベート・ミュージアム「世界の人形館」が紹介されたが、不本意な番組であった。と言うのは、合計2日間、8時間に及ぶ長時間拘束された撮影収録にも拘わらず、大幅にカットされていた。しかも順位も下位の18位とは、いったいどう言うことなのか?。さらに、肝心の「世界の人形館」の名前・住所・電話の一切が消され、「我孫子にすごいコレクターが…」になっていた。また、制作スタッフが時間をかけて丁寧に撮影したマンション全景、世界の紙幣、著書も全てカットされ、放映されたのは人形だけ。今回もまた近隣住民のあったようで残念。詳しくは12月8日付ブログ『「出没!アド街ック天国」で紹介されなかった世界の人形館参照。

 

上記以外にもリストアップしたい重大ニュースが多々あるが、あとは読者の皆さんのほうで選んで頂きたい。そして、4月に元号が変わる明年は、今年よりも明るい話題が一つでも多い1年となるよう祈念したい。  

 

 

 I'll see you next year! 

 

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| 重大ニュース | 13:31 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
天国へ旅立った妻との想い出
12

 見合い結婚して満55年になる直前の12月12日午後3時18分、妻は長年の闘病も空しく永眠した。死亡診断書に記載の死因は、アルツハイマー型認知症。約5年前に入院したが、脳の萎縮が進む一方のため食事が口から摂れなくなり、2年半前からIVH(中心静脈栄養)のカテーテル留置医療を受けていた。1年前後で他界するのが普通のようだが、病院の主治医も驚くほど延命を続けた。だが、3年目を迎えた今年に入ると絶えず熱を出し、低空飛行を続けて時間の問題となった。臨終の直前は安らかではなく、息遣いも荒く壮絶な死に様であった。しかし、最期を看取ることができ、夫としての務めを果たせのはハッピーとせねばなるまい。

 妻は50歳の時に胃ガンで手術し、67歳の時に2度めの手術は子宮ガンであった。一方、60歳過ぎからアルツハイマー型認知症の症状が出始め、後にパーキンソン病も患っていることが分かった。また、50歳代に難聴が目立ち始めたほか、骨粗しょう症なども患った。まさに「病のデパート」と言った感じで、様々な病魔が彼女を襲った。にも拘わらず、60歳代前半までは大好きなバレーボールを続け、ママさんバレーボール全国大会の千葉県代表として何度も出場した。温和な外見に似ず、負けず嫌いの頑張り屋であった。しかし、さすがに病魔に勝てなかった次第で、享年77歳は人生100年時代の折柄早すぎるかも知れない。

 

      −−− 半生を捧げたバレーボール −−−

  

1996年12月静岡市の 2005年11月福岡市のネンリンピックふくおか

  全国家庭婦人大会      (筆者も同行した)

 

 4日後に通夜、5日後に葬儀が柏市で行われた。妻の葬儀などが恙無く終わり、忙中閑ありだ。ホッとはしているが、空虚感も漂う不思議な景色が広がる。今生の妻との永遠の別れのセレモニーでは、様々なハプニングがあった。先ず私事で恐縮だが、事情あって10年間も会えなかった長男側の3人の孫に再会できたのだ。頻繁に会っている次男側の2人の孫、合わせて5人の孫に囲まれた時は、82年の人生で最高の至福。これも亡き妻の企画・演出であろう。大学生や高校生になった彼らの将来が楽しみである。また、千葉県議会の今井勝副議長やカフェRainbowの星野真弓さんなど親しいFB友が多数、ご多忙にも拘わらず参列して頂いた。

 

 

  柏セントラルホール  5人の孫たちに囲まれた筆者


 しかし、最大のハプニングは、私が日本語などを教えている中国人留学生、曹偉光くんの飛び入り参加である。江蘇省の徐州出身の23歳の大学院生で、日本の文化や伝統なども学んでもらうため、特別に声掛けしたものだ。当日は親族扱いで葬儀に参列してもらい、火葬場では亡き妻の骨を拾い、最後は精進落としの会食で5人の孫たちと歓談した。奇しくも初孫が彼と同年で、話が弾んだようだ。曹くんにとっては滅多に回り逢えない貴重な体験になり、日中友好推進のささやかな一助になれば幸甚である。

 

 

FB友の星野さん一家と歓談 孫たちと一緒の曹くん(左端)

 

 葬儀が終わって時間が経つにつれ、永遠に旅立った妻との懐かしき想い出が走馬灯のようによぎるが、特に夜になると悲しく切なくなる。思い出深い、筆者との楽しかった(と故人が思う)海外旅行のスナップの一部を紹介しよう。

 

 

 1998年8月バルト海を   1996年1月フィジー旅行

   クルーズ      フィジー人の歓迎を受ける

 

 2001年2月台湾へ旅行   200年4月イタリア旅行

 アミ族の衣装を着る   ローマのトレビの泉で

 

 最後に、喪主である筆者の御会葬御礼の「お礼の言葉」を、恥ずかしながら以下披露する。

 

『 ヒサ子 頑張ってくれてありがとう また夫婦になろうな 』

 妻との出会いは、55年前のお見合いでした。素朴な一面とえくぼが可愛い笑顔に惹かれ、結婚しました。第一印象と変わらず温厚で控えめなところもあれば、明るく少し強情なもあり・・・様々な表情を見せてくれる妻との日々は、とても楽しいものだったと振り返っています。専業主婦として息子2人を育て上げ、家をしっかり守りつつ、趣味も満喫していた妻。刺繍や料理を楽しみ、バレーボールに情熱を注いでいました。50歳の時に胃がんの手術を受けた後も続け、千葉県代表としてママさんバレーボールの全国大会に出場したほどです。その活躍ぶりに驚くと同時に、本当に頑張り屋な妻だったと改めて感心します。

   その後も様々な病魔に襲われ、がんの手術に2度耐えながらも家庭を良く守り、ワールド・トラベラーとして世界を旅して来た勝手気ままな私を支えてくれました。頑張った分、どうかゆっくり休んで欲しい。そして生まれ変わったなら、また夫婦になろう。今生では認知症のため互いに辛い思いを

したから、次は身も心も元気なままで、大好きなクウェートやドバイへもう一度行こう、南極にも連れて行ってあげたい・・・今はただそう願うばかりです。(後略)』

 

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| 病気 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑TOP
『出没!アド街ック天国』で紹介されなかった世界の人形館
16

 昨日は初雪が降るのではと天気予報が出るほど寒かったが、結局は冷雨に終わった。都内でいくつか所用があり出かけた。もちろん最初に寄るのは、支援している月島のカフェ Rainbow。注文したのは定番のアイスコーヒーに加え、はちみつ入りの暖かい青龍ブレンドをお願いしたが、舌鼓を打ったのはやはりはちみつトーストだ。ちょうど取材中の佃月島新聞の佐久間編集長を、ショップマネージャーの星野真弓さんより紹介された。

 

   

       佐久間編集長を囲む星野さんと筆者

 

 次に月島から有楽町に出て、東京国際フォーラムで開催の「大阪大学 in 東京」という阪大の同窓会に参加した。実は数十年ぶりのことで果たして顔見知りがいるかどうか、また出席者が1〜3回りほども若いので82歳の小生には場違いではと心配した。しかし、3人ほどの知り合いを頼りに大勢の人の輪に入り、懐かしく歓談した。特に若い男女学生たちによる大阪大学応援団の溌剌たる演舞を観て、戻らぬ青春がいくらか蘇ったような気がした。

 

          −−− 大阪大学の同窓会 −−−

 

        
 さて、同窓会が終わるや否や自宅へ直行し、固唾を呑んでテレビ東京の人気番組『
アド街ック天国〜我孫子』を視聴した。我がプライベートミュージアム「世界の人形館」が、多分上位で紹介されるからだ。その予告編は幣ブログ「『出没!アド街ック天国 我孫子特集』で紹介される世界の人形館だが、実際の放映は誠に不本意な番組であった。合計2日間、8時間に及ぶ長時間拘束された撮影収録にも拘わらず、大幅にカットされていた。しかも順位も下位の18位とは、いったいどう言うことなのか?。さらに、肝心の「世界の人形館」の名前・住所・電話の一切が消され、「我孫子にすごいコレクターが…」になっていた。また、制作スタッフが時間をかけて丁寧に撮影したマンション全景、世界の紙幣、著書も全てカットされ、最悪にガックリだ。

 

 

    ゲスト出捐者たち     番組で語る筆者

 

 

 世界の人形館メインホール  スリナムの人形を抱く


 なぜ斯様になったのか?実はなんと放送日の前日になってテレビ局側より、「(筆者居住)マンションの住民より苦情があった。」との電話が突然あり、放送内容を変更する旨を伝えられたのだ。晴天の霹靂とはこう言うことであろう。局側の説明は歯切れが悪かったが、とにかく当方を番組から外さないとの妥協として、急遽大幅に編集し直したようだ。彼らの苦肉の策が読み取れると同時に、マンション住民の妬み(であろう)に怒りと憤りを禁じ得ない。また他に同様の妨害者がいるかも知れない。番組放送後にメール、facebook、電話による祝意と共に同情が多数寄せられたが、所詮後の祭りに過ぎない。

 

 実は過去何度もこの種の嫌がらせを受けて迷惑しており、社会貢献のために我孫子市で人形館の無料公開を続けるのは困難と、今回のTV放映で改めて再認識した。どうも人形館で入場料を取るなど営業行為をしていると誤解されている様だが、実態は無料公開であるのは言うまでも無く、見学者に茶菓子まで接待している次第だ。それは銭を失うことがあっても、逆に差し上げるチャリティーであり、ボランティア活動を超越した気概で人形館を公開しているのだ。また場所がマンション内にあり、同時に自宅内にあるため治安には留意しており、見学は全て予約制である。

 特に見学時に他人様に迷惑を掛けないようにするため、名前・住所・電話などの記帳を義務付けており、オープン後10年以上経つが事故や事件は皆無だ。これほど精神的にも金銭的にも犠牲を払ってまで人形館の無料公開に拘るのは、グローバル化推進と地域活性化のために微力ながら貢献したいからだ。また、私事で恐縮だが、2人の息子や5人の孫がいるものの、親の教育が悪かったのであろう。妻は認知症で5年も入院中で、家族運に恵まれない不便な独居生活を送っているだけに、出来れば社会に還元したい気持ちがあるからだ。

 いずれにせよ、82歳と言う高齢を考えると人形館をこのまま放置出来ず、いずれ「世界の人形館」の店仕舞い(閉館)を考えざる得ない。従い、当館の引き継ぎをご希望の方は、ご遠慮なく筆者(癲々治)☎ 09087265599 へ是非ご一報頂きたい。お待ちします。

 

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| 世界の人形館 | 21:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑TOP
『出没!アド街ック天国 我孫子特集』で紹介される世界の人形館
11

 12月7日(土)午後9時〜9時54分(21:00〜21:54)7チャンネルのテレビ東京で放送される『 出没!アド街ック天国 〜我孫子〜 をご視聴下さい。かつて嘉納治五郎や志賀直哉などが集まって来た歴史ある景勝の街、我孫子の名所などが登場する。その名所の一つとして、筆者が無料公開しているプライベートミュージアム「世界の人形館」と、私(癲々治)ことワールド・トラベラーが紹介される。オンエア情報によれば、「世界中の人形が集まる(秘)部屋」とは我が人形館を指すのであろう。お時間があれば、是非ご覧下さい。

 

人形館のアイドル:

マトリョーシカ

   

   さて、人形館が放映されるのはわずか数分の模様だが、撮影収録は10月に2度、合計8時間に及ぶ大そうなものだった。第一回は10月3日の午前9時過ぎから撮影が始まり、終わったのは午後2時近くで、約5時間に及ぶ長時間撮影であった。第二回は13日後に約3時間の補充の撮影収録があったほか、撮影前後にディレクターとの面接が2度もあった。番組では我孫子の隠れたる意外な人気スポットになっている世界の人形館と、筆者のワールド・トラベラーぶりが紹介されるようだ。

 

              −−− 撮影収録 −−−

 

 

 因みに、『出没!アド街ック天国』は1995年4月15日から毎週土曜日夜のゴールデンタイムに放送されている情報バラエティ番組で、長寿の人気番組のようだ。番組では我孫子の著名な名所などが紹介されるそうだが、その一角に世界の人形館が食い込んだのは、世界最大の旅行サイト TripAdvisor での上位ランク入り(4位)のお蔭と取材スタッフより知らされた。

 テレビ撮影と言えば過去6回の取材を受けたが、いずれも千葉テレビやJ:COMなどのローカル番組であった。撮影スタッフは3人ほどで収録は3時間程度で終わったが、それでも約30分も放送された。今回はさすがキー局の人気番組だけに、合計10人以上も来たのでいささか驚いた。

 

 

   取材を受ける筆者  撮影取材スタッフと記念撮影

 

        ◇◇◇  ご案内  ◇◇◇

 

 世界の人形館の無料公開

 ワールド・トラベラーが館長を務める世界の人形館では、275ヵ国・地域の民俗人形、紙幣とコイン、仮面、壷、置物、絵画、木彫り、地球儀、時計、照明ランプ、絵皿、万華鏡などを多数展示しています。ご興味ある方はご遠慮なく、お気軽にご来館下さい。慈善活動につき、入館料は無料です。但し、セキュリティなどのため、下記要領で必ず予約をお願いします。

TEL:04−7184−4745 又は Eメール:ko-yasu@maple.ocn.ne.jp

 

無料講演を引き受けます
 世界に関する事であれば、旅行、文化、芸術、宗教、歴史、政治や外交に関する国際情勢、グルメ、環境、産業など、ワールド・トラベラーとして何でも講演します。ご希望があれば、ご連絡下さい。慈善活動のため、謝礼は一切不要です。但し、ご希望の趣旨が筆者の理念などに反する場合は、お断りすることもあり、予めお含み置き下さい。

 

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