世界の人形館からの夢メッセージ

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新型コロナウイルス感染症の過度な妄想?
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 いっせいに右へ倣えとばかりに、世の中の行事、イベントなど悉く中止が相次ぐ。たとえ開催するとしても無観客のことで、プロ野球のオープン戦、中央競馬、大阪の大相撲春場所などが然りだ。安倍晋三首相は大規模イベント自粛や全国の小中高校の休校要請に続き、中国と韓国からの入国制限を発表したが、早速韓国が90日間の査証(ビザ)免除措置を停止するなど反発した。やっと沈静化し落ち着いていた日韓関係だが、再び悪化が懸念される。このところ首相主導の新型コロナウイルス対策が連発されているが、説明不十分のきらいがあり、現場や関係者に混乱が生じているようだ。

 韓国での感染者は7000人を超え、中国に次ぐ(死者はイタリアのほうが多い)。感染が拡大しているのは、宗教団体の集団感染が多いテグ( 大邱)だ。筆者は2005年6月に訪れたことがあるが、韓国第3の大都市で人口は約250万人。主な観光スポットは、夜市場が人気の西門市場、家族連れで賑わう寿城遊園池、若さと活気に満ちた繁華街・東城路、昔の懐かしい農村の風景が描かれている馬飛亭壁画村、ツツジの見事な琵瑟山など。だが、見どころはなんと言っても、郊外にある韓国三大名刹の一つである海印寺だ。八万大蔵経という大教典が有名で、お寺の周辺の自然も素晴らしい。

 

 

   テグの西門市場       琵瑟山

 

 

 海印寺を見学する筆者     八万大蔵経

 

 中国の武漢から端を発した新型コロナウイルス感染症の拡大は、その後も衰える気配がない。中国をはじめ、韓国、イタリア、イラン、日本など100ヵ国・地域に及び、感染者は中国の8万人超を含め10万人を超え、死者も3500人以上だ。各国とも懸命に対策に追われているが、歴史を顧みると、我が人類の歴史は感染症との闘いの歴史とも言えよう。古くは「黒死病」と呼ばれたペストがあり、14世紀には世界中で1憶人が死亡した由。その名残はヨーロッパ各地の町に立つペスト記念塔だ。

 

 1918年〜19年に世界的に流行したスペイン風邪では2000万人、あるいは5000万人が死んだとも言われる。近年では2014年に西アフリカのエボラ出血熱(2014年8月16日付け幣ブログ『エボラ出血熱で想い出したリベリア・シエラレオネ・ギニアへの旅』参照)、2002年〜3年に香港を中心にしたSARS(重症急性呼吸器症候群)などがある。今流行っている新型コロナウィルス感染症は、かつてのペストなどとは諸事情が異なる。お互いに過剰反応し、自らパンデミックに追い込むような不必要な妄想を抱くのは如何と思料するのだが・・・。但し、感染の終息が長引けば、今年の我が国のGDPはマイナスになり、倒産も増えるのではと懸念する。

 

   

ウイーンのペスト記念塔  エボラ出血熱の死者の

               遺体を運ぶ救護班

 

 毎日何度もテレビで新型コロナウィルス感染を報道するテレビ番組を観ているが、一つだけ解せないことがある。それは検査数が諸外国に比べ、一桁いや二桁も少ないことである。もし、そうだとすれば、政府が発表する感染者数は氷山の一角に過ぎない。実情を正確に把握するため、どんどん検査を増やすべきであろう。外国のメディアも同様な指摘をしている。なお、「我が国に感染者はいない」という北朝鮮の報道は、どう転んでも信じがたい。韓国メディアによれば、3700人が隔離され、180人の兵士が死亡したとか。もし、事実とすれば、新型コロナウィルスのパンデミックは現実味を帯びてこよう。

 

 ところで、最近地域紙「リビングかしわ」で筆者運営の「世界の人形館が紹介され、問い合わせが多い。コロナ問題の不安はあるが、見学を断らず受け入れている。世界の人形や紙幣などばかりでなく、花も観賞して頂こうと置いている。こういう鬱陶しい時こそ、花を愛でる冷静な余裕が欲しいものだ。

 

 

「リビングかしわ」の紹介  世界の人形館を彩る花

 

(後記)
 新型コロナウィルスの感染国が114ヵ国に広がり、感染者は12万人近く、死者も約4300人に達し、世界保健機関(WHO)はやっとパンデミック(世界的な流行)と認定した。発生国の中国に遠慮したのであろうか、時機を逸した発表であり遺憾。

  

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