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新型コロナでさまようクルーズ船を救ったカンボジアの旅(2)
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 昨年暮れから中国の湖北省武漢市で集団発生した新型コロナウイルス感染は、収まる気配は無く拡大の一途だ。死者は日毎に増え、現時点では1774人、感染者数はなんと7万人を超える。だが、中国共産党が得意とする国家ぐるみの操作で、ひょっとすれば実数は一桁、或いは二桁多いのでは?日本でも13日に80代女性が死亡し、感染者は520人で、中国に続くコロナウィルス大国になろうとしている。

 集団感染の猛威が終息しないのは、集団感染の温床となっている大型クルーズ船が代表例である。たとえば、横浜港沖に停泊中の「ダイヤモンド・プリンセス号」では、感染者は454人で突出している。この影響を受け、アジアの海域をクルーズ中の大型豪華客船は寄港・停泊を拒否されている。特に、オランダ船籍のウエステルダム号は、日本をはじめ、台湾・フィリピン・グアム・タイが入港を拒否したため、無情にも約2300人を乗せたまま行き場を失った。

 

 

    ウエステルダム号(ネットより転用・加工)          


 その後件のクルーズ船のことが絶えず気懸りだったが、結局カンボジアが同船の寄港を許可し安堵した。13日に南部のシアヌークビル港に到着し、乗船客は首都プノンペンに移動して帰国の途に就いた由。中国とカンボジアの絆は強固だ。中国とは親密な同盟国で、毎年巨額の経済支援を受けている。経済的に恩恵を受けているカンボジアがお返ししたとは言え、同国の英断を讃えたい。さすが輝かしいクメール王朝文化を今に伝える、奥ゆかしい思いやりのある国だ。

 

 斯様に魅力的なカンボジアを、世界遺産のアンコール遺跡や東南アジア最大の湖・トンレサップ湖に興味があり、1994年の初訪問以降2度旅している。その模様は2018年8月17日付け幣ブログ公正が疑われる総選挙が行われたカンボジアの旅(1) 』紹介済みである。今回はウエステルダム号が入港したシアヌークビル、少数民族が住むベトナム&ラオスとの国境付近の旅を詳述しよう。

 

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 シアヌークビルはプノンペンの南西230kmほどに位置し、カンボジア最大の港町。人口は約19万人で、同国随一のビーチリゾートでもあるが、南国情緒はあまりなく些か期待外れであった。 ソッカー・ビーチ、旧市街の中心にあるプサルー市場やゴールデンライオン広場などを散策したほか、外国人旅行者の多いオーチティル・ビーチでは遊泳を楽しんだ。

 ちなみに、最新情報によれば、2015〜2017年頃から中国の一帯一路構想の影響を受け、中国企業がすさまじいスピードで建設工事を進めているとの由。

 

             −−− シアヌークビル −−−

 

 ゴールデンライオン広場  オーチティル・ビーチ 

 

 一方、カンボジア北東部の標高約600mの山岳地帯にあるバン・ルンは北にラオス、東にベトナムと国境を接する。ラタナキリ州の州都で人口2万人足らずの町は少数民族が過半数を占め、手付かずの豊かな自然を求めて欧米の観光客が多い。町の北端にあるボンカンサイン湖は散策に絶好で、日没時に湖面に映る夕陽が輝くように美しい。町の中心から西へ約2.5kmの小高い山・エイセイパタマ、通称プノンスワイには、体長が10mほどの涅槃像がある。

 町の南10kmにあるクルン族のオートン村で、約1時間半カティエン滝まで大きな象に乗った。象はジャングルに住んでおり、探し出すのに半時間もかかるほどの半ば野性の象だ。原生林が生い茂るジャングルやゴム園、川、道なき道を進んだが、象は途中何度もストップして草を食べる道草をした。過去他の国で随分象に乗ったが、今回のような野性味あふれるスリリングな象乗りは初めてあった。

 

 

バン・ルン:ボンカンサイン湖 オートン村の象乗り

 

 ベトナム国境に近いジャライ族集落では、全長50mほどのロングハウス訪問がお目当てで、数家族20人ほどが仲良く一緒に暮らしていた。バン・ルンの北西35km、サン川沿いの村ベンサイ付近では、タンプーン族のカチョン墓地が見どころである。死者を埋葬する時、水牛を生贄にして数日間酒を飲んで踊る珍しい儀式がある。

 

 

ジャライ族集落のロングハウス  カチョン墓地


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 日本語や日本文化を教えている中国人留学生の曹くんは、故郷の江蘇省徐州へ春節(旧正月)で帰省し1月下旬に再来日した。しかし、2週間の隔離後もコロナウィルスに感染していないかどうか様子を見ているとの由。彼に会えるのは3月以降になりそうだ

 

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