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イスラム国(IS)最高指導者の自爆死とISの終焉!?
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 最盛期の2016年にはイラクとシリアの4分の1の地域を支配したのが、過激派組織イスラム国(IS)である。その最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者が、1週間前(10月26日)シリア北西部のイドリブで、米軍特別部隊の作戦により自爆して死亡した。軍用犬を使って同容疑者を追い詰めたその電撃的な急襲作戦は、「まるで映画を観ているかのよう」とトランプ大統領は語った由。かつて世界を震撼させ、2500万ドル(約27億円)の巨額懸賞金が掛けられるほど最重要指名手配犯になった人物である。

 

 

 バグダディ容疑者       自爆死した現場    お手柄の軍用犬

         (ネットより転用加工)

 

 筆者は2013年7月にイラク北部のクルド自治区を訪れた。危険すぎるとも言える旅の模様は、2017年10月1日付幣ブログクルド独立の住民投票が強行されたイラク・クルド自治区の旅』で紹介済みだ。この旅ではイスラム国に迫害されたり虐殺されたりしたイラクの少数派ヤジディ教徒にも出会った。彼らは拝火教として知られるゾロアスター教にキリスト教などの要素が加わった特異な宗教を信仰し、信者は約55万人もいる。

 自治区滞在中に近くのモスルを訪れようと試みたが、同区の中心都市アルビルのタクシー運転手にことごとく断られて果たせなかった。不完全燃焼気味で帰国して間もなく知ったのだが、イスラム国がモスルを制圧しようとした矢先のことであった。アブバクル・バグダディ容疑者は1年後にモスルで、イスラム国樹立を宣言した。もしこの時に敢えて強行していたら、今の私はこの世にいなかったかも知れない。

 

 

モスル近くで散策する筆者 アルビルの城塞内モスクで

               クルド人と仲良く

 

  ヤジディ教徒     ヤジディ教徒が多く住む

               ドホークを背にして 

 

 同容疑者の死亡により、イスラム国の脅威は全く無くなったと考えるのは時期早尚であろう。多くの国で彼の思想がガン細胞のように転移・拡散しており、依然としてISがテロ攻撃を個々に続けている地域(アフリカやアジアなど)が現実にあるからだ。イスラムには「目には目にを」という厳しい掟があり、新指導者による報復も排除できない。平和ボケしている我々には一見無縁のようだが、決して油断できまい。また、残忍なISに処刑され犠牲者となった日本人がいたことも忘れてはなるまい。

 

 因みに、ISを含めイスラム全般につき興味ある方は、筆者(ペンネーム:高やすはる)の著書『ワールド・トラベラーだけが知るイスラムの素顔(新潮社)』をご愛読下さい。

 

 

 

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