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アフリカ開発会議(TICAD7)に想うアフリカの問題点と魅力
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 TICAD7、即ち第7回アフリカ開発会議の宴は終幕した。アフリカ42ヵ国の首脳級を含む53ヵ国の関係者など総勢1万名が参加した大々的な会議が、8月28日〜30日に横浜で開催された。会議では、中国の過剰な貸し付けで返済が出来なくなる、いわゆる「債務の罠」も主要テーマになった。最終日に採択された首脳宣言も、インド洋への海洋進出を狙い、アフリカで着々と実績を積み上げる中国を暗に牽制した感じである。豊富な資金力にものを言わせてアフリカ大陸を席巻する中国に対し、我が日本は量より質の内容で挑むが、どう見ても劣勢は否めない。むしろ、その差は広がる一方だ。

 

TICAD7に出席した首脳陣の記念撮影(ネットより転用加工)   

 

 実はアフリカへの進出は、我が日本より中国のほうが遥かにキャリアのある大先輩なのだ。戦後に経済進出した日本に対し、中国の華僑は戦前からアフリカのほぼ全土で中華料理店をやるなど根を生やして来た。どんな不便なアフリカの奥地に行っても中華料理店がちゃんとあるが、日本料理店は無い。筆者が食事に困った時に救われたのが中華料理店であり、命の恩人と思ったことも多々ある。急速に発展した戦後は世界の工場となり、中国商品がアフリカ市場で氾濫する。近年は石油など資源確保のため、習近平主席など首脳外交を展開して頻繁にアフリカを歴訪する。日中両国の力の入れようには雲泥の差があるのだ。

 

 加えて、主にアフリカの東部や南部を牛耳るイギリス、アフリカの西部や北部に強いフランスのほかに、ポルトガル・イタリア・ドイツなど植民地時代を制覇した旧宗主国の欧州勢の影響力が依然として健在だ。オリンピックなどで活躍するヨーロッパ選手の肌の色を見ると黒人がいかに多いか、そのほとんどがアフリカ出身であることを知らされる。かつてヨーロッパ諸国に搾取されたと言いながら、彼らは依然として旧宗主国に憧れを持っているのだ。また、白人の支配に耐えて鍛えられたアフリカ人は、ビジネスでも意外なほどの強かさを持ち侮れない。

 

 

 日本政府としては、今後は国からの援助よりも民間投資を重視する意向だが、受け皿になる日本企業はリスクが大きいため困惑しよう。将来性のあるビッグマーケットと認識していても、インフラ不足や横行する賄賂要求で進出に二の足を踏むようだ。実際に日本とアフリカの貿易は10年前の半分で、中国のわずか10分の1以下である。貿易が増えなければ、当然に投資も増えないであろう。政府の掛け声だけは勇ましいが、民間企業がフォローするかは疑問だ。また、アフリカと言っても、サハラ砂漠を挟んで北部と南部では一様ではない。イスラム教国が多いアフリカ北部は、むしろ中東諸国に近い。

 

 斯様に多様で広大なアフリカ大陸を、私ことワールド・トラベラーは1973年3月に初めてエジプトを訪れて以来、2011年11月にスーダンへ旅するまでアフリカ55ヵ国全てを踏破した。詳細は下表の通りである。因みに、現役時代の商社マン(三井物産)時代は、実際にアフリカで商売した経験がある。例えば、エジプト、エチオピア、ケニア、南アフリカなど。

 

アフリカ  55ヵ国・3地域
北アフリカ 南スーダン ニジェール
アルジェリア 中央アフリカ 西サハラ
エジプト ガボン ブルキナファソ
エチオピア カメルーン ベナン
エリトリア コンゴ マリ
ジプチ コンゴ民主 モーリタニア
スーダン サントメプリンシペ リベリア
チュニジア 赤道ギニア 南アフリカ
モロッコ チャド アンゴラ
リビア 中央アフリカ ザンビア
メリリャ 西アフリカ ジンバブエ
セウタ カーボベルデ エスワティニ  
東アフリカ ガーナ レソト
ウガンダ ガンビア ナミビアナ
コモロ ギニア ボツワナ
ケニア ギニアビサウ マダガスカル
セイシェル ートジボアール マラウイ
ソマリア シエラレオネ 南アフリカ
タンザニア セネガル モーリシャス
ブルンジ トーゴ モザンビーク
ルワンダ ナイジェリア レユニオン

註:は地域

 

 ビジネス面でリスクが多いアフリカは、観光面でも様々なトラブルと言うリスクを抱えるが、同時にサファリなど旅人を魅了する見どころも実に多い。要するに、様々な問題点と魅力が背中合わせになっているのだ。トラブルに就いては、筆者(ペンネーム:高やすはる)には下記の著書がある。お求めはAmazon、書店、世界の人形館で可能。

 

トラベル・イズ・トラブル  安全な旅は退屈だ! 

 ルネッサンス・アイ  本体定価 1,300円

トラベル・イズ・トラブル パート2  楽でない旅こそ最高だ!

 ルネッサンス・アイ  本体定価 1,300円 

たった272の国と地域を制覇した77歳のワールド・トラベラーはたった1人で紛争地を旅した

 幻冬舎 本体定価 1,400円

 

 最後に、筆者の印象に強く残ったエキサイティングなアフリカの観光スポットと写真を紹介しよう。

 

 

 エジプト:スフィンクスと リビア:レプティス・マグナス

    ピラミッド       遺跡の円形劇場

 

 

エチオピア:ラリベラ岩窟教会 モロッコ:サハラ砂漠で

                 ラクダ乗り

 

 

  ケニア:ナイロビ郊外の  マリ:ドゴン族の仮面踊り

         ジラフセンター

 

 

マダガスカル:モロンダバ ウガンダ:ブウィンディ国立
 近郊のバオバブの並木道  公園のマウンテンゴリラ探検

 

 

南アフリカ:アフリカの南端、ジンバブエ・ザンビア国境:

 ケープ半島の喜望峰     ビクトリアの大瀑布

 

アフリカ万歳! Viva Africa !

 

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