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北朝鮮の船が拘留されている米領サモアの旅
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 最近は世界各地で外国船が拿捕・拘留され、国際的に問題になっている、例えば、イベリア半島南端にあるイギリス領のジブラルタルでイランのタンカーが拿捕され、そのお返しとばかりイランがホルムズ海峡でイギリスのタンカーを拿捕して拘束している。これら事件よりも前に、ワイズ・オネスト号という北朝鮮の貨物船が3か月近くアメリカ領サモアで拘留され続けている由。

 元々この北朝鮮籍船は国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に違反、石炭を北朝鮮から輸出した容疑で1年4か月前にインドネシアに拿捕された。その後

アメリカの司法当局の押収令状に基づく執行によりインドネシアからアメリカにき渡された経緯がある。件の貨物船は米領サモアの最大の港、ツツイラ島パゴ・パゴ港の真ん中で拘留(写真)されているため、危険だとして地元住民も不安がり困惑しているとか。

 

 そんなアメリカ領サモアを、筆者は2009年9月に訪れている。サモアと言えば、実は2つあるから紛らわしい。一般的に知られるのはサモアという独立国で、イギリス連邦の加盟国だ。前回の7月21日付幣ブログ『プラスチックごみ削減に乗り出したサモアの旅』で詳述済みで、日付変更線を挟んで東方に位置するのが米領サモアだが独立国ではない。同地の旅の模様を紹介しよう。

 

 ☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━

 

 米領サモアの面積は197k屐⊃邑は約5.4万人である。主島のツツイラ島はサモア諸島で最も東に位置し、主都のパゴ・パゴは島の中央部にある。見どころは中心地のファガトゴ地区にあるサマセット・モームが宿泊したサーディ・トンプソン・インくらいで、見逃せないスポットは郊外に多い。例えば、サマーセット・モームの小説「雨」の舞台で有名になった標高523mのレインメーカー山はパゴ・パゴの東にあり、山頂付近に雲が集まると雨になるので呼ばれるようになった。幸いにも筆者滞在中は雨にも遭わず、変化に富んだ美しい島内の周遊を堪能した。

 

              −−− レインメーカー山 −−−

 

               ウツレイを散策する筆者

 

       −−−ファガトコ地区 −−−

 

バス停で現地の女子高校生と サーディ・トンプソン・イン

   仲良く歓談

 

 数ある風光明媚なスポットの中でもピカ一の絶景は、パゴ・パゴの東北約8km、島のほぼ中央の北海岸沿いのアフォノ・パス〜パティア間だ。パゴ・パゴからレインメーカー山麓を通過して九十九折の山道を進むと、アフォノ峠からパティアにかけ右側の海の方に細長い岩島が見える。まるでギザギザした櫛の歯のようで、コックス・コームと呼ばれるが正式名はポーラ島。しかし、パティア村のビーチに着くと、櫛の歯のようには見えないので不思議だ。

 

 −−− パティア付近のコックス・コーム−−−

 

 

 火山島のツツイラ島内には、ほかに絶景の海岸がいくつかある。レインメーカー山南麓にあるブレイカーズ・ポイント、パゴ・パゴと空港の中間にあるファツ・ロック、花瓶の形をした小さなロック・アイランドが浜辺にそそり立つタプタプ岬だ。また、島の西部には立派な教会が多いが、優美なレオネの会衆派教会がひときわ目立つ。

 ファガトゴの東、ウツレイでは、岬のようになっているゴート・アイランド・ポイントがなかなか風光明媚で、島の象徴レインメーカー山を正面に見ることが出来る。因みに、ツツイラ島は複雑な海岸線を持つ割に沖合いに浮ぶ島が少ないが、アウヌウ島が島の東側にポツンと浮ぶ。500人ほどが住む面積が3k屬両島で、アウアシから渡し船に乗って約20分で着く。目の前に立派な教会があり。右の方に行くと遊泳に適した美しいビーチがある。

 

 

  レオネの会衆派教会    アウヌウ島のビーチ

 

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 訪れる旅人もまばらな南太平洋の島で長期拘留される北朝鮮の老朽化した貨物船は、地元民から見れば不気味な幽霊船のように映るかも知れない。金正恩委員長はトランプ大統領と直談判して問題解決を図るのであろうか、その行方が興味深々である。

 

(後記)

 アメリカ政府が米領サモアで管理下に置いていた北朝鮮籍貨物船につき、ニューヨーク州南部地区連邦地裁は同国政府による没収を認める判決を出した。今後は米国財務省が売却処分することになるが、北朝鮮は貨物船の早期返還を求めて反発する可能性が大である(10月21日)。 

 

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