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ワールド・トラベラーが選んだ2018年の重大ニュース
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 認知症で4年目の入院生活を送り、終末期を迎えXデーの到来を待つ妻の見舞い・介護で忙殺された一方、不覚にも自らも大腸がんの手術を余儀なくされ多難であった2018年も、あと1週間を残すだけの平成最後の師走となった今年も国内外で様々な事件があったが、特に グローバル時代のトラブルを象徴するような日産と仏ルノーの主導権争い、29もの台風が発生した台風の被害、スポーツ界の不祥事、国会での紛糾などが忘れ難い。例の如く272ヵ国・地域を旅した私ことワールド・トラベラーの独断と偏見に基づき、2018年の重大ニュースを列挙し回顧しよう。

 

史上初の米朝首脳会談が行われ緊張緩和が進む

 6月12日にアメリカのトランプ大統領と北朝鮮金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、シンガポールで史上初となる米朝首脳会談を行った。両首脳は会談後、金正恩氏が「完全な非核化」に取り組み、トランプ氏が体制の「安全の保証」を約束するとした共同声明に署名した。朝鮮戦争(1950年〜53年)以来、敵対関係にあった米朝両国の首脳が直接会談し、非核化を明記した文書をまとめた意義は大きい。

 しかし、非核化の進め方や検証方法などで合意に至らず、具体性に欠ける内容ともなった。会談後にアメリカのポンペオ国務長官は何度も訪朝し、非核化の工程表や検証方法につき交渉したが、一進一退の状態が続く。現時点では技ありで、北朝鮮が優勢と見るべきであろう。詳細は5月16日付け幣ブログ『史上初の米朝首脳会談が開催されるシンガポールの今昔』参照。

 

日産のゴーン会長を逮捕

 11月19日に東京地検特捜部は、高額過ぎるとされる役員報酬を有価証券報告書に過少記載していたとして、日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者ら代表取締役2人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕した。日産が捜査に協力する代わりに刑事処分を軽くする司法取引が適用され、ゴーン容疑者は日産と三菱自動車の会長職を解任された。日産はフランス政府が筆頭株主を務める同国のルノーと、三菱自動車との3社連合を組む。だが、規模の小さいルノーが出資比率で優位に立ち、日産とルノーの間で摩擦が生じていた。

 東京地検特捜部は12月10日に2人の容疑者と日産を同法違反で起訴し、さらに21日には、ゴーン被告を特別背任容疑で再逮捕した。しかし、前会長は一貫して容疑を否認し続けているとか。拘留は越年の見通しだが、我が国の拘留の長期化と言うやり方が果たして人権などに配慮しているのか、国際的には問題になろう。詳細は11月24日付け幣ブログ逮捕されたゴーン前日産会長を育んだレバノンを懐かしむ(1)参照。

 

タイの洞窟で少年ら13人全員救出

 7月10日までにタイ北部のチェンライのタムルアン洞窟に閉じ込められていたサッカークラブの少年12人と男性コーチの計13人が救出され、遭難から18日目で全員が奇跡的な生還を果たした。少年らは6月23日に洞窟に入ったが、大雨による増水で出られなくなった。タイ当局に加えアメリカやイギリスの洞窟救助専門チームなどが加わり、懸命な捜索救助活動が行われた。詳細は7月5日付け幣ブログ『タイの洞窟で少年らが閉じ込められたチェンライとタイタンビカス開花

 

メジャー新人王に大谷翔平

 アメリカ大リーグの年間最優秀新人選手(新人王)が11月12日に発表され、アメリカン・リーグではエンゼルスの大谷翔平選手が選ばれた。日本選手ではイチロー外野手(マリナーズ)以来17年ぶりで、4人目である。同選手は、投手で4勝2敗、打者では打率2割8分5厘、本塁打22本、10盗塁を記録し、「ベーブ・ルースの再来」として話題となった。なお、10月に右肘を手術し、来シーズンは打者に専念する見通しのよう。詳細は4月9日付け幣ブログ『It's Sho-Time ! 「二刀流」の大谷翔平選手が活躍するロサンゼルスの想い出』参照。

 

南北首脳会談、朝鮮半島非核化で合意

 4月27日に韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、軍事境界線上の板門店(パンムンジョム)にある韓国側施設「平和の家」で初会談したが、2000年、2007年に続く3度目の南北首脳会談だった。両首脳は「朝鮮半島の非核化」を目指すとした板門店宣言に署名し、6月に控えていた米朝首脳会談を前に南北の結束をアピールした。

 その後、両氏は5月26日にも板門店で再会談した。だが、アメリカと北朝鮮の非核化協議が停滞する中、本格的な南北経済協力や休戦状態の朝鮮戦争の終戦宣言は実現の目途は立たない。文氏は米朝の歩み寄りを促すため、9月に北朝鮮を訪れて正恩氏と会談したが、非核化の具体策など巡る米朝の溝は埋まりそうもない。詳細は4月28日付け幣ブログ『南北会談で想起した23年前の板門店と拉致問題で無力な日本外交』参照。

 

アメリカと中国の貿易摩擦が激化

 3月23日にアメリカのトランプ大統領は、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動した。これに対し、中国は4月2日、豚肉やワインなど米国製品への関税上乗せを実施した。さらに7月〜9月には、アメリカが合計2500億ドル相当の中国製品を対象に関税を引き上げ、中国もすかさず合計1100億ドル相当の米国製品への報復関税で対抗した。12月にブエノスアイレスで開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて行われた米中首脳会談では、アメリカが日用品などの中国製品に対する関税引き上げを一時凍結することで一致した。これで両大国の貿易戦争は休戦した格好だが、このまま米中の覇権争いがすんなりと収束しないであろう。

 

平昌五輪で日本は冬季最多13メダル

 2月9日〜25日に行われた第23回冬季五輪平昌(ピョンチャン)大会で、日本は金4、銀5、銅4の計13個のメダルを獲得した。これは1998年長野大会の計10個を上回り、冬季で過去最多となった。特に注目を集めたフィギュアスケート男子では、羽生結弦選手が右足の負傷を乗り越えて連覇し、7月には個人として最年少となる国民栄誉賞が授与された。

 女子スピードスケートでは、小平奈緒選手、高木菜那と美帆の姉妹選手らが金メダルなどを獲得した。また男女を通じて日本勢初めてのメダルとなる銅メダルを獲得したカーリング女子(LS北見)は、北海道なまりの「そだねー」が、今年の新語・流行語年間大賞に選ばれた。詳細は4月28日付け幣ブログ平昌五輪とトンガ紀行』参照。

 

同時多発的に起きた西日本豪雨

 7月5日から数日間にわたり記録的な豪雨が西日本各地を襲い、死者・行方不明者は240人を超えた。豪雨災害としては、平成に入り最悪の人的被害となった。被害の特徴は、河川の氾濫や冠水、土砂崩れなどが広域で同時多発的に起きたことだ。住宅被害は全国で5万棟を超え、特に岡山・広島・愛媛の3県で6000棟超が全壊した。

 一方、避難指示・勧告の対象は最大860万人を超えたが、犠牲者の多くが自宅で被災し、避難所に足を運んだのは3万人に満たなかった。今回の災害でも全国からは多くのボランティアが集まる支援の輪が広がり、ピーク時には1日で約1万8000人が被災地に入り浸水家屋の片付けや土砂の除去などをした由。詳細は7月22日付け幣ブログ豪雨と猛暑をそっちのけの国会閉幕』参照。

 

(番外編)

櫻田大臣を表敬訪問

  12月14日に永田町の東京オリンピック・パラリンピック大臣室で、懇意にしている櫻田義孝大臣を表敬訪問し激励申し上げた。最近メディアでよく報道され、時には揶揄される大臣の素顔は、明るく気さくな御仁である。

筆者よりも一回り若いが、何かと波長が合う間柄だ。大臣就任祝いとして贈呈した地球儀と共に記念写真を撮ったが、地球儀を俯瞰しながら国家・国民を想い、世界を多角志向して頂きたい。詳細は10月2日付け幣ブログ『待望の大臣に就任した政治家との交流:櫻田大臣表敬訪問など』参照。 

 

 上記以外にもリストアップしたい重大ニュースが多々あるが、あとは読者の皆さんのほうで選んで頂きたい。そして、4月に元号が変わる明年は、今年よりも明るい話題が一つでも多い1年となるよう祈念したい。 

 

 I'll see you next year!    

 

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