世界の人形館からの夢メッセージ

夢と寛ぎを紡ぐワールドスクエア
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メルヘンアートあびこ
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 前回のブログで紹介したメルヘンアートあびこは予想外に盛況で、昨日の9月19日に無事終わった。9月13日に始まった1週間のイベントは長くもあり、短くもあったようだ。
 
 我孫子市でいずみお絵かき教室を開いている山口敬子さんは、毎年ささやかなちびっ子絵画展を開催してきた。5年経った節目の今年は、思い切ってけやきプラザのストリートギャラリーという市内随一の広い展示スペースを確保した。そして、ちびっ子展5周年記念特別企画という名称で、絵画展を開催する意を決した。
 しかし、子供たちの絵画展だけでは物足りなく、迫力不足は否めなかった。子供たちやその父兄などのほかに、老若男女の幅広い層に観賞してもらいたい、ひいてはお絵かき教室をPRしたいとの
願いが山口さんにはあった。そこで目を付けられたのが、小生が無料公開のボランティア活動をしているプライベート・ミュージアム「世界の人形館」である。人形館と称しているが、実は絵などの美術品のほかに、メルヘンアートの舞台の雰囲気を盛り上げるような小道具が数多くある。
 
 敬子さんはご主人共々人形館の大ファンで、お互いに我孫子のボランティア団体AYA(Arts for Young Audience)の会員と浅からぬ因縁がある。故に、彼女から是非とのリクエストを無碍に断る訳には行かず、結局受けることにした。
 しかし、引き受けたものの、準備や経験不足などによる問題がいくつかあった。例えば、イベントのタイトルであるが、当初の”ちびっ子展5周年記念”では、アピール性と注目度に欠ける。そこで、小生はメルヘンアートあびこ(略称メルヘンアート)を提案し、改称をお願いした。また、PR用のポスターやチラシも、一目見て注目されるようなセンスあるものに改善をお願いした。

  
    ポスター                 子供たちと人形館の作品が展示された
                   けやきプラザのストリートギャラリー

 
 最も厄介な問題は、貸出し品の梱包や運搬、破損や紛失の場合の責任の所在などであった。梱包や運搬関係のマンパワーは、AYAなどの協力を得ることで目途はついた。しかし、その他のリスクは山口さん側で経済的に余裕が無いため負担出来ないとして、小生が責任を取ることで腹を決めた。結局、下記の展示品を貸出すことに同意した。

●イベントの目玉となる特別出展品、平山郁夫版画「アフガニスタンの砂漠を行く」
●西アフリカ・ガーナの油絵「ガーナーの農村風景」
●我孫子在住の掛川正治画伯(我孫子市議)の油絵「手賀沼夕景」
●世界の仮面:グアテマラ、カメルーン、オーストラリア、インドネシア
●世界の人形:ベトナム、ハンガリー、タイ、フィリピのほかに、子供向け人形3体
●世界のランプ:パキスタン、中国など4個
●地球儀:世界の人形館が我孫子市内の小中学校19校に寄贈した大型地球儀(我孫子市長室より借用)、及び各学校の子供たちより頂いた感動的な感謝状。
●灯りがつき回転する地球儀
●浮遊する地球儀(最終日のみ展示)
●おしゃべりフクロウ
●万華鏡3点(最終日のみ展示)

 74歳の小生には、中学3年生を筆頭に5人の孫がいる。可愛い孫のような教室の子供たちの絵が主役であるのは変わりないが、最終的に世界の人形館から出品した展示品のスペースは全体の3分の1近くの規模になった。

  
 左側が石井裕人くんの絵   世界の人形館     受付で座る山口さん
 右側が人形館の絵と仮面   展示品コーナー    (右)と筆者(左)


 さて、子供たちの絵は小学校の5年生(10歳)から小さな園児(4歳)まで広範囲にわたり、約100点が出展された。いずれも力作揃いだが、中でもひときわ目立つのが、小学4年の石井裕人くんと小学3年の福田太朗くん。特に「こども二科展」に度々入選している太朗くんの作品は、絵に素人の小生にもタッチの素晴らしさが良く分かるほどで、まさに”福田画伯”だ。今春、同君が世界の人形館を見学後に描いた小さな絵を、記念にと当館に展示している。今のところ、乗り物を描くのが得意だが、様々なものも描くようになれば、太朗くんの将来が大いに楽しみである。今後とも、同君を応援したい。

 石井くんも難しい構図の絵に挑戦するなど、”がんばりやの裕人くん”として教室の人気者と聞く。両君以外の子供たち、例えば肥後さん、足立マリーさん、沖崎さんなどの子供たちにも、個性豊かな立派な絵がたくさんある。
 また、東日本大震災に関連して、地震や津波、節電などをテーマにした時局的な絵もあり、社会的なレベルが高い作品も散見されて頼もしい限りだ。
 
 さらに、世界の人形館の出展品に呼応するかのように、フィンランドの子供たちが描いた絵も展示されて国際色豊かである。これらの絵はフィンランドの人形劇を招聘してきた実績を持つAYAが取り寄せたもので、来年1月にその人形劇の公演が予定されている。来日の節は、是非ともご観覧頂きたい。因みに、フィンランドは大好きな国の一つで、商社マンとして勤務したクウェート駐在時代の1976年7月に初訪問以来、合計6回も同国を訪れている。

  
 福田太朗くんの作品  フィンランドの子供達の絵   園児の作品 
 右端が山口さんの絵


 最終日の9月19日、イベント終了の30分前の午後5時半、我孫子市長の星野順一郎氏が観覧に来られ、メルヘンアートのフィナーレを飾った。星野市長は子供たちの数々の絵や人形館の展示品を熱心にご覧になった後、子供たちやその親御さんと一緒に記念撮影に応じ、最後は山口さん、掛川市議、小生や家内なども加わって集合写真を撮り、お開きとなった。市長来場をアレンジして頂いた
我孫子市議会の掛川正治市議に改めて感謝の意を表したい。
 
 なお、このような盛大な催しが今後も続くことを願うが、場合によっては今回のイベントが最初で最後になるかも知れない。その理由は、小生のボランティア活動のベースである世界の人形館が近隣住民の一部に歓迎されず、我孫子市で存亡の岐路に立たされている厳しい現実である。当館が今後とも当地で存立するためには、この度ご縁ができたいずみお絵かき教室の関係者(子供たちと親御さんなど)を含む我孫子市民の皆さんの暖かい理解とサポートが不可欠であろう。
 いずれにせよ、たとえ世界の人形館が再びメルヘンアートに参加することが無くても、次回以降のイベント開催は問題無いであろう。何故なら、今回の催しで山口さんはじめ、お絵かき教室の関係者の皆さんがノウハウをしっかりと会得したからである。


  
 左から小生、星野市長、   市長を中心にして  我孫子第一小学校の
  妻、掛川市議       全員の集合写真   氏田校長を囲んで


 メルヘンアートあびこが終わっても、小生は一息つく時間も無さそうだ。と言うのは、以下の通り、来月早々の講演会で講師を務めるからである。また、世界の人形館との提携や交流を希望する他の地方自治体の熱心な視察もあり、後期高齢者に遠からぬ老体を休養させるヒマは当分無さそうである。
 

我孫子の文化を守る会主催の講演会 
240国・地域を旅して
講師:世界の人形館オーナー(現役のワールド・トラベラー)
日時:10月2日(日) 14:00〜16:00
会場:アビスタ(我孫子市生涯学習センター ) 2F ミニホール 
      TEL 04−7182−0515     
会費:無料   定員:先着70名
なお、会場で世界の人形館の各種コレクションを多数展示
 
 お時間のある方は上記催しにお越し下さい。
お問い合わせは下記へお願いします。

「我孫子の文化を守る会」伊藤さん TEL:04−7183−4201
世界の人形館

TEL:04−7184−4745 又は
Eメール:ko-yasu@maple.ocn.ne.jp
 
 
____________________________________


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次回のブログはリクエストがあり次第書き込みます。ご希望の国・地域があれば、ワールド・トラベラー
として、小さな無名の国でもお受けします。ご遠慮なく、ご自由にリクエストして下さい。

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    メルヘンアートあびこのブログを拝見しました。
    子供達の作品もよかったですが、
    人形館の展示品も彩りを添えましたね。
    これからも続くことを祈念します。

    | 伊藤 | 2011/09/22 2:16 PM |
    過分のコメントを戴き、深謝します。
    イベントの反響が予想以上で、
    実のところ大変驚いています。
    世界の人形館としては主役ではないが、
    華のある脇役を勤め、ホッとしています。
    厳しい環境下にある人形館としては、このイベントが
    続くことを見守るのみです。
    | 高 | 2011/09/22 3:25 PM |
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