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FIFAワールドカップ−日本代表のキャンプ地カザンを訪ねて
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 今月は10日ほど前から寝不足の毎日が続き、日中も何となく眠たくて仕様が無い。原因は FIFAワールドカップロシアによる。6月20日付け幣ブログ『2018 FIFAワールドカップの舞台ロシアの旅−モスクワの今昔』で紹介した通り、6月14日から開幕した1次予選で、H組の我が日本代表が突然の監督にも拘わらず快進撃を続けているのだ。サランスクで行われた初戦の対コロンビア戦で2−1で勝利し、更に本日未明(日本時間)エカテリンブルで行われたランキング上位のセネガルとの試合では、2−2で引き分ける大健闘をしたのである。

 このチーム一丸となった好調をキープし、来る28日にヴォルゴグラードで行われるポーランド戦で勝つか、或いは引き分ければ待望の決勝トーナメントに進出できる。現時点では日本はH組の1位で有利だが、油断はやはり禁物である。前回大会の王者であったドイツが初戦から敗れ、1次リーグ敗退の危機に晒されている例もあるからだ。引き分け狙いの守りではなく、あくまで積極的なプレーが望まれよう。

 

             

 

 今回の思わぬ(?)日本代表の勝因として、西野朗監督の見事な采配のほかに、日本代表が大会期間中に練習するベースキャンプ地、カザンとの相性の良さも挙げられるのではなかろうか。その彼の地を知る読者は少数と思うのだが、実は3年前の2015年に世界水泳選手権が同地で開催され、かつて高校時代に水泳選手であった筆者はテレビ観戦に釘付けになったことを想起する。

 また、2002年9月にはカザンやエカテリンブルグなども訪れており、国土面積が日本の45倍もあるロシアの偉大さと底力を改めて痛感した次第だ。我が安倍晋三首相が足繁くプーチン(大統領)詣でをしても北方領土問題で相手にしてくれないのは、ロシアの強かさと実力をよく解っていないからであろう。その旅の模様を簡単に紹介しよう。

 

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 ロマノフ王朝の終焉の地として知られるエカテリンブルグから夜行列車で到着したカザンは、首都モスクワから東およそ800kmに位置する。ロシア有数の大河、ボルガ川に臨む商工業都市で、人口は約112万人である。タタールスタン共和国の首都で、かってのモンゴル系カザン汗国の都であった。「ボルガの真珠」と称され、今も北方トルコ系住民のタタール人が多く住む。彼らの大半はイスラム教徒で、市内散策中にいくつかのモスクを見かけ、ロシアの町にしては珍しくエキゾチックな中東の雰囲気が漂う。

 

 

               ボルガ川       カザン駅前の筆者

 

 見どころは、やはりクレムリンという要塞である。その城壁はモスクワやノヴゴロドのクレムリンに劣らず威風堂々だ。また他のクレムリンが赤レンガ色に対し、ここは白色で爽やかな感じが良い。更に素晴らしいのは、城内に立派な建物が多いことである。特に16世紀に建てられたブラゴヴェシェンスキー(生神女福音)大聖堂は、ブルーのドームが美しい教会で、内部のイコンやフレスコ画も見事と言うほかない。

 

 

   カザン川の橋より     クレムリンの城壁

   クレムリンを望む

 

 他方、市内の至るところにあるモスクの中でも、メチェティ・クル・シャリフがひときわ目立ち、青いドームのブルーが実に鮮やかで美しい。また、小さなモスクでは、グリーンの外壁が異彩を放つスルタン・モスクが見逃せない。

 

 

 クル・シャリフ・モスク  プラゴヴェシェンスキー大聖堂

 

 因みに、カザンを詳述した、ペンネームが高やすはると言う幣著書『 ワールド・トラベラーだけが知る 素顔のイスラム(新潮社)』があり、ご興味あれば是非ご愛読頂きたい。

 

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 最新のFIFAランクに依れば、日本の61位に対し、28日に対戦するポーランドは8位である。1枚も2枚も役者が上のポーランドに対し、我がSAMURAI BLUEはどのように戦うのであろうか、また西野朗監督のマジック的な采配を期待したい。

 

後記

ポーランド代表と対戦した日本代表は0−1で敗れたが、勝ち点で並んでいたセネガルもコロンビアに負けたため、フェアプレーポイント数(反則ポイント)で上回ったことで幸運にも決勝トーナメント進出を決めた。しかし、その進出のために西野監督が選択したマジック的な采配は何と時間稼ぎをするだけのボールキープで、正直に言って見苦しく恥ずかしい戦法であった。一番馬鹿を見たのは高価なチケットを払い、入場して観戦していた観客であろう。

 手強い格上の他国代表と戦う決勝トーナメントでは、小細工を弄することなく挑戦者精神とスポーツマンシップを持ち、是非ともサムライジャパンらしい正々堂々とした爽やかなプレーを期待したい。日本に対する国際社会での評価を高めるためにも・・・。(6月29日)

ポーランドとの決勝トーナメントに臨んだ日本代表は2点先取も空しく、後半にポーランドに3点を取られて逆転負けを喫した。念願の8強が叶わなかった訳だが、それまでの勝利が違反で10人選手と少なかったコロンビアとの試合の1勝のみであった戦歴を考えると、実力以上の善戦と言うべきが妥当であろう。いずれにせよ、我が代表ご苦労様でした。(7月3日)

  

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