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平昌五輪とトンガ紀行
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 第23回平昌冬季オリンピックの開会式が、一昨日(2月9日)午後8時から韓国の北東部にある平昌オリンピックスタジアムで行われ、17日間の熱戦の幕が切って落とされた。今回の平昌冬季五輪には、世界92カ国・地域から約3,000人の選手が参加している。これは歴代最多である。また、この冬季オリンピックの大きな特徴の一つは、何と言っても、北朝鮮が韓国の提案を受け入れて平昌オリンピックに参加することだ。

 これに呼応するように、北朝鮮の高官級代表団が9日午後、専用機で韓国の仁川国際空港に到着した。平昌五輪開幕に合わせた来韓で、代表団は憲法上の国家元首、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を団長に、金正恩朝鮮労働党委員長の妹で補佐役として存在感を高めている金与正(キム・ヨジョン)などから成る。北朝鮮指導者の金ファミリーの来韓は初めてだ。また、注目の北朝鮮の女性応援団、通称「美女軍団」も韓国入りした。

 

 さて、華やかな開会式のハイライトである入場行進では、韓国・北朝鮮合同チームが朝鮮半島の統一旗を掲げて行進したほか、いくつか人目を引くようなものがあった。例えば、アフリカや東南アジアなど、雪が降らない温暖な地域からの参加が増えたことだ。また、ドーピング問題で国としての出場が認められず個人資格で参加するロシアの選手たちには国旗が無く、五輪旗に先導された。しかし、何と言ってもあっと驚かせたのは、南太平洋の島国、トンガの旗手であろう。ちょっと小島よしお似の男性が気温がマイナス2.7度の冷え込みをものともせず、上半身裸で場内を歩いたからだ。

 因みに、入場行進した国・地域は筆者にとっては全てお馴染みで懐かしく想起する。と言うのは、272の国・地域を訪れているからだ。124人の選手が参加する我が日本は何個のメダルを獲得するのであろうか?金の2〜3を含む合計11〜12の獲得数を予想するのだが・・・。日本選手団の活躍を祈念したい。

 

  

  日本選手団の入場行進  北朝鮮の美女応援団  上半身裸のトンガの旗手

            (ネットより転用・加工済み)

 

 さて、人口わずか10万人ほどの小国だが、この開会式で話題をさらった南海の楽園トンガを、筆者は1999年5月に旅している。この時にはサモア、ソロモン、フィジーも回った訳だが、最も印象的であったのがトンガだ。その旅の模様を紹介しよう。

 

  ☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆

 

 総面積は748k屬如我が国の対馬とほぼ同じ広さである。首都ヌクアアロファがあるのはトンガ最大の島、トンガタプ島で、人口は約7万人。町のほぼ真ん中にある王宮は一国の王宮かと疑いたくなるほど小さく、町中には見どころは少ない。しかし、同国随一と言われる近代建築のバシリカ教会は、ひときわ人目を引き見応えがある。堂々たる銀色の屋根の建物は、とても教会とは思えないユニークさがある。近くには王家の墓がある公園があり、その目の前にあるトンガ゙自由教会も立派な教会で、内部はステンドグラスが美しい。

 島内は全般的に平坦だが、島西南岸にあるホウマの潮吹き穴が必見だ。テラスのような岸壁には潮吹き穴がいくつかあり、中には18mもの水柱を吹き上げる。大きな波が岸壁に打ち寄せて砕ける度に、豪快に水柱が立つ様は迫力満点だ。ほかに、島内各地を回って特に印象に残ったのが、昔の風習が今も残る服装である。学校の制服は、女の子が普通のワンピースに対し、男の子はズボンの代わりにツペヌと言う一枚布の巻きスカートを着用する。その上にタオバラ と呼ばれる相撲力士のまわしに似たゴザのような腰巻を付ける。

 

          −−− トンガタブ島 −−− 

  

バシリカ教会前に立つ筆者  ホウマの潮吹き  タオバラとツペヌを着用

                        する男子学生(左側)

 

 一方、トンガタプの北275kmほどに位置するババウ島は、トンガの北の玄関でヨットマンには憧れの島である。大小50あまりの島々から成る火山島は複雑に入り組んだ海岸線と美しい海に加え、山からの眺めも素晴らしい。島の中心地になっているネイアフは島南部に位置し、海に面した高台にある。人口が約5000人の町は特に見どころが無いだけに、立派な建物のカトリック教会が抜きん出て目立つ。また、多くの美しい入江がある島内には、必見の展望ポイントがいくつかある。

 先ず、ネイアフから西へ約2km、半島の先端に位置するマウント・タラワの展望台は、真っ青なネイアフ湾、点在する多くの島々、一面に広がるココナツ林など高さ131mの山頂からの眺めが素晴らしい。因みに、ババウ島は火山島のため、白砂ビーチがほとんど無い。例外は南沖合に浮かぶ無人島のヌク島だ。この島ではキメの細かい白砂ビーチが広がり、その美しさは言葉を失うほど。泊まったパラダイス・インターナショナル・ホテル付近からも、南太平洋で最高のヨットハーバーがある風光明媚なネイアフ湾が見晴らせる。

 

           −−− ババウ島 −−−

  

  ヌク島のビーチ    ヌク島ビーチで寛ぐ   ネイアフ湾を散策

 

 ラグビーが盛んなお国柄ということもあり、恰幅が良く、ふくよかな人たちが多い。トンガでは太っちょの女性が美人だとか。しかし、最近は成人の多くが肥満という現実に対し、生活慣習病を患うリスクを減らそうとする動きが政府にあるようだ。 

 

  ☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆━…━☆

 

 北朝鮮は美女応援団を今回の冬季五輪大会に繰り出すなど微笑み外交を積極的に展開するが、大会終了後は折角の南北融和をホゴにし、また核・ミサイル開発を強力推進するのであろうか?同国のビフォーアフターに注目したい。

 

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