世界の人形館からの夢メッセージ

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「世界の人形館」の近況−多様な来館者を迎えて
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 「光陰矢の如し」の通り、今年もあと僅か1か月を切った。筆者が無料公開しているプライベート・ミュージアム「世界の人形館」も、オープンして9年近くになる。当館の実情は1年前の2016年12月4日付け幣ブログ『「世界の人形館」の現況と行く末 』で詳述しているが、近況は昨年と大差が無い。

 つまり、今も入院中で且つ終末期を迎えている妻のことを想うと、積極的に来館者を受け入れる気持ちになり難く、またその体制にもなっていない。往時の盛況ぶりに比べれば、閑古鳥が鳴き開店休業の侘しい趣だ。だが、どうしてもと頼まれれば、万難を排してでも見学を引き受けるように努めている。

 

 例えば、最近(11月24日)も昨年と同様に、我孫子市立我孫子第三小学校の4年生の子供たちと保護者の計9名が来館した。見学の主目的は、前回と同じく総合的な学習「ぼく・わたしの我孫子自慢」の調査である。しかし、受け入れる当方の状況は全く異なり、最近手術した前立腺肥大の予後が思わしくなく、閉尿と頻尿を繰り返す始末。

 入院の1か月ほど前から予約が入っていたが、運悪く再入院直後に子供たちの見学が重なってしまった。滅多にない大ピンチに瀕した訳だが、病院の担当医に事情を説明し、特別許可を得て3時間ほど外出して人形館に戻った。子供たちの夢を壊さず、彼らとの約束をなんとか果たした後はすぐに病室に引き返した。それはまさに綱渡りをするような、ギリギリの対応であった。

 

       

          我孫子第三小学校の子供らと仲良く

 

 さて、いずれも聡明そうな7人の子供たちから矢継ぎ早に熱心な質問が出たが、声が小さいのが少々気懸りであった。そこで差し出がましいとは思ったが、彼らにもう少し大きな声を出すよう促した。その序に英語などの外国語会話上達のコツは、先ず母国語の日本語をハッキリと発音するのが望ましいとアドバイスした。

 一方、単に世界の民俗人形などの展示品を観るだけでなく、世界の様々なことを知り見聞を広めようとの子供たちの意欲は旺盛であった。記帳してもらったコメントで多かったのは、人形以外にも多岐にわたる展示品があるのに驚き、特に紙幣やコイン・地球儀・仮面・万華鏡・絵画・螺鈿・絵皿が印象に残ったようだ。

 

 また、一昨日(11月30日)は久しぶりに外国人の珍客があった。タヘルさんと言うパキスタン人で、東京の東麻布で手織りペルシャ絨毯などの商売をしている物静かな御仁である。筆者の友人である東京在住の著名なクロスステッチ刺繍家、星野真弓さんに案内して頂き来館したが、長らくご無沙汰していた英語と少々のウルドゥー語(パキスタンの国語)を駆使して会話が弾んだ。

 

     

                       中央がタヘルさん、その右が星野真弓さん

 

 同氏は2011年3月11日の東日本大震災の被災者を支援する社会貢献を通じ、彼女と知り合った篤志家と聞く。被災者の自立支援を主目的とする活動を続ける一般財団法人、連帯 東北・西南の評議員をしており、大震災直後から宮城県に入って支援活動を続けているとか。一般的に平和ボケしている我々日本人も見習うことを教えられた、貴重な同氏との出会いであった。

 

 生来元気者と言われてきた筆者だが、傘寿を過ぎると体力的にも衰えを感じ、妻不在の長期の独居生活が孤独感を増幅させる。加えて、親の(己の)教育が悪かったのであろう、恥ずかしながら2人の息子をはじめ身内のアプローチもほとんど無い。その救いとなっているのが、今もなお世界の人形館を訪ねて来る見学者かも知れない。誠に有難い次第だ。

 たとえ体調が少々悪くても、或いは妻の見舞い・介護、家事などで多忙であっても、命ある限り来館者の受け入れを続けたいと念じている。ささやかではあるが世界の人形館という舞台を通し、我が日本のグローバル化推進の一助になりたいとの想いがある限り・・・。

 

 最後に、上記2件の来訪者を迎えて種々お手伝いして頂いたのが、常日頃お世話になっている澤田愛子元我孫子市議会議長(上掲写真2葉の左から2番目)である。この場を借りて謝意を表したい。

 

後記

  本日我孫子第三小学校の子供たちより、丁寧なお礼状を頂いた。いずれもシッカリとした字で書いており、世界を見据え心温まる文面で、筆者にとり宝物のようなものである。来年の3学期に発表会があるそうでだが、是非出かけてみたいものだ。7通の中から2通を抜粋して紹介しよう。我孫子第三小学校の子供たちよ、有難う!世界に羽ばたけ!

(12月7日)

 

   

 

               ◇◇◇ ご案内 ◇◇◇ 

 

           ★★★ 展示会 『 美と癒しの世界 』  ☆☆☆

 

 筆者が運営しているプライベート・ミュージアム「世界の人形館」の見学者は実に多彩です。過日渡仏しフランス・パリ美術展で受賞した星野真弓さんもその一人。彼女がタヘルさんと共同企画する展示会が、東京・銀座で近々開催されますのでご案内します。

 因みに、世界の人形館はこの素晴らしい展示会の趣旨に賛同し後援します。当館の照明などの所蔵品も展示され、会場に彩を添えるでしょう。向寒の折柄ですがご来場の上、繊細で歴史あるペルシャ絨毯と、幻想的な刺繍画の美しいコラボレーションをお楽しみ下さい。

 

        

 

日時: 2017年12月12日(水)〜17日(日) 11:30〜18:30

    但し、初日の12日は13:00よりオープン、

    最終日の17日は16:30閉場    
場所:銀座扶桑ギャラリー(東京都中央区銀座1−7−16 扶桑ビル1F)

   TEL・FAX 03−3561−7908 
アクセス:東京メトロ有楽町線「銀座1丁目駅」6番出口より徒歩1分

     銀座線「銀座駅」A13番出口より徒歩5分

     中央通りから1本有楽町寄りのガス灯通り

 

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    高さん こんにちは!
    治療をなさりながらもこうして責任をお感じになれて過ごされているのですね。
    季節も厳しい時期になっています。どうぞどうぞお大事になさって下さい。
    | 相子 | 2017/12/03 9:38 AM |
    相子さん
    お気遣いを多謝します。
    自分の分身のような「世界の人形館」がある限り、
    それなりの対応をしなければなりません。
    それが生甲斐かもしれません。
    | 高 | 2017/12/03 10:52 AM |
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