世界の人形館からの夢メッセージ

夢と寛ぎを紡ぐワールドスクエア
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2017年初頭に想うトラポノミクスvsアベノミクス
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     謹 2017年(平成29年)!
           A Happy New Year !

                 新年好!

                Feliz Año Nuevo ! 
                         Selamat Tahun Baru !
                         नया साल मुबारक हो !
                                   ! كل سنة و أنتم بخير

 

 酉年の元日のお天気は終日快晴で、しかも暖かく穏やかであった。自宅があるマンションの屋上から眺望すると、「西の富士、東の筑波」と称される筑波山の稜線がハッキリと見えるほど、空気も澄み切っていた。877mは並みの標高だが、この日はいつもより高く見えた。これは年の初めから縁起の良い一年になるのでは・・・。

 と思ったのも束の間、トルコの最大都市イスタンブールで銃乱射事件が1日未明に起きたとの報をテレビで知らされた。ボスポラス海峡沿いの高級ナイトクラブで外国人を含む39人が死亡し、すぐにイスラム過激組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。残念ながら、今年も世界各地で凶悪な事件が絶えないようである。

 

   

    自宅マンションより筑波山を遠望  イスタンブールの銃乱射事件で

                     搬送される負傷者(ネット転用)

 

 一方、私事で誠に恐縮だが、認知症で2年近く入院中の妻を元日早々から見舞った。来世への旅立ちの助走であろうか、日毎に衰え萎え行く彼女の姿を直視すると、死は必ず訪れるものとは分かっていながら悲しく切なくもなる。また、年末年始の休みに関係なく献身的に働く介護士など関係者のご苦労には、頭が下がる思いである。この人たちに正当に報いる待遇改善が、焦眉の急なることを改めて痛感した次第だ。

 

 さて、トランプバブルで世界中の株価が急上昇した2016年末だが、この勢いで2017年の世界は本格的な繁栄の時代に入るのであろうか?今年も本音でものを言うトランプ氏の過激な言動が世界が動かしそうである。特に国益優先の「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ次期大統領は、経済成長率の目標として4%を掲げ、大規模減税の実施で少なくとも2500万人の新たな雇用を創出する経済政策「トランポノミクス」を掲げる。
 また、貿易政策に関しては、TPP=環太平洋パートナーシップ協定はアメリカの雇用を奪うため離脱し、メキシコやカナダと結んでいるNAFTA=北米自由貿易協定も割安な製品の流入で製造業が打撃を受けているとして再交渉するとのこと。さらに、中国に対しては膨らむ貿易赤字は意図的な為替誘導によるものと認定するなど各国に厳しい姿勢を示す。

 

 ところで、日本経済に与える影響だが、トランプ氏の政策、即ちトラポノミクスによりアメリカで個人消費が伸びれば、日本からアメリカ向けの輸出などでメリットが出そうだ。しかし、アメリカが保護主義的な政策を進めて関税障壁を作り日本の得意分野に関わる場合は、直接的な影響を受けよう。さらに世界的にモノの動きが止まれば、世界同時不況になる可能性もある。

 為替の方は日米間の金利差を考えると、当分は円安ドル高の基調は続くであろう。このため企業の業績は、輸出関連産業は円安の恩恵を受けて増益の見通しだが、円安に伴い輸入価格は当然上昇しよう。また、内需関連産業はデフレ脱却が困難な背景もあり高額品が売れそうにもなく、若干のマイナス見込みとなりそうである。
 以上がエコノミストなどの常識的な予測だが、筆者の見方は少し異なり後日詳述する。
       
 
 一方、トラポノミクスより先輩格の我がアベノミクス(別名アホノミクスと揶揄されるが)は、掛け声だけは実に勇ましいが一向に成果が上がらないようである。例えば、日本経済の本格的な成長の決め手になるであろうデフレ脱却は限りなくゼロに近い実績であり、国会承認を急いだTPPは離脱しようとするトランプ次期政権の利害と真向からぶっつかるものだ。ボタンの掛け違いも甚だしいと言わざるを得ない。
 意外に見落としがちなのはGDP国内総生産の伸びである。安倍首相は「民主党政権では経済が衰退した」と言うが、実は民主党(現民進党)政権時代に日本経済は大幅に成長しているのだ。2年間の安倍政権で増えたGDPはわずか1.5%に対し、3年3か月の民主党政権では5%も伸びている。実質賃金も未だにマイナスの自民党政権に対し、民主党政権ではリーマンショック時のマイナス5%から1年でプラス3%に回復させた成果がある。この事実からもアベノミクスの破綻が窺い知れる。
 また、不法移民を排除するためメキシコ国境に壁を作ると強気だが頼もしいトランプ氏に対し、過日の北方領土交渉ではプーチン大統領に食い逃げされ、相手にしてもらえなかった我が安倍晋三首相の頼りなさとは大違いである。一強と言われる同首相は長期安定政権を目指すが、相変わらずうわべだけの美しい言葉に酔いしれる性癖、つまり言行不一致が抜けきれないようである。
 同じ「ミクス」を掲げるが、その質やターゲットは同じようなレベルではなく、お互いにとって「異床異夢」が実態であろう。何と言っても両者間の大きな相違は、トランプ次期大統領が依然として現役バリバリの商売上手なビジネスマンであることである。このことを前提にした然るべき現実的且つ実務的な対応が日本側に求められよう。
(後記)
 1月20日にトランプ第45代米国大統領の就任式がワシントンで行われ演説したが、それはまるで昨年の大統領選キャンペーンを継続する様な厳しいものであった。即ち、「アメリカファースト」という自国第一主義、TPP離脱などの保護主義などの主張は不変であった。アメリカ各地で華やかな祝賀行事が催される一方、反対派による激しい抗議デモが本国のアメリカをはじめ世界各地で繰り広げられた。今後我が日本に対しても、政治的・経済的な影響が少なからず出よう(1月22日)。

 

                 ◇◇◇ ご案内 ◇◇◇ 


    ☆☆☆ ニューイヤーコンサート2017 ☆☆☆

 筆者が運営しているプライベート・ミュージアム「世界の人形館」の見学者は実に多彩です。国際的なヴァイオリン奏者、アンナ・スタルノフスカヤさんもその一人。日露混血の才能豊かな彼女がプロデュースする第10回みんなで楽しめるクラシック・コンサートが、1月15日(日)に開催されます。世界の人形館はこの素晴らしいコンサートの趣旨に賛同し、後援して7年になります。

 

                    

 

日時: 2017年1月15日(日) 14:00 開演 (13:30開場)

場所:我孫子市けやきプラザふれあいホール

アクセス:常磐線・千代田線 我孫子駅南口徒歩1分

入場料:一般 1300円 子供(4歳以上)・学生 700円

 

 酷寒の折柄ですが、是非ご来場下さい。お待ちします。なお、チケットをお求めの方は下記の所へご連絡下さい。

お問い合わせ:
ジョイ・ファミリーコンサーツ TEL 0297−68−9517 または

世界の人形館 TEL 04−7184−4745 

         E−MAIL  ko-yasu@maple.ocn.ne.jp

 

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    新年好!
    太太のこと案じております。優しかったあの声を思い出しております。
    色々と複雑な世界状況。日本もややこしい時代のようですね。
    今年も拝見させて頂きます。
    | 相子 | 2017/01/13 11:21 PM |
    新年快楽!
    いつも家内のことを気に掛けて頂き、多謝します。
    今年の国際情勢は、トランプ米国次期大統領の出方一つにかかっているでしょう。
    一方、日本は安倍一強の弊害が気になります。
    ご参考まで。
    | ワールド・トラベラー | 2017/01/16 11:31 AM |
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