世界の人形館からの夢メッセージ

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花の命は短しタイタンビカスと、人の命は短いニースのテロ
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 今年もタイタンビカスが、大輪の花を咲かせる時節が到来した。今朝咲いたのは写真の通りで直径が19センチほどあり、100m以上も離れた所からでもハッキリと見えるほど大きい。その花姿はまさに巨大なハイビスカスのよう!朝早く咲き始めるが、午後3時頃から急速に萎む。まさに美しき花の命は短しを実感する花である。 

 

   

               世界の人形館で開花したタイタンビカス

 

 タイタンビカスに就いては、2012年9月8日付け幣ブログ「大輪の花を咲かせるタイタンビカスと琉球朝顔」と、2015年9月1日付け幣ブログ「大輪の花タイタンビカスの二期作開花」で紹介済みだ。4年前から育てているが、どんどん成長して今まで約10人の知人たちに株分けしプレゼントした。その人たちから「花が咲きました!」との朗報が来るのが楽しみである。

 

 私事になるが、この花が咲き始めると先ず想い出すのが、筆者の妻で51年以上も連れ添った73歳のパートナー。認知症(要介護2)で昨春より長期入院中だが、入院前までは毎年このが咲くのを楽しみにしていた。圧倒的に咲き誇るタイタンビカスを背景にし、彼女とのツーショット写真をどれほどたくさん撮ったであろうか。今ではあたかも走馬灯に映る影の如く、様々な想いが去来する。

 1年以上も北柏リハビリ総合病院で介護を受けお世話になっている妻だが、認知症という不治の病だけに良くなることは期待できず、後は天命を待ち時間の問題であろう。彼女のリタイヤで不便この上ない独居生活を強いられているが、この花を眺め愛でると少しは心が休まるようだ。それにしても、タイタンビカスをこよなく愛した伴侶は、この花と同じような運命を辿るのであろうか?と思うと女々しいかも知れないが、淋しくもあり時々孤独感に襲われる。

 

 さて、今年に入っても世界各地でテロの勢いは衰えそうもなく、また7月14日夜にはフランス南部のリゾート地ニースでテロがあった。大型トラックが暴走して花火の見物客の列に突っ込み、84人が死亡した。犠牲者の中には多数の子供たちが含まれ、若い命が散った。銃殺された容疑者のトラック運転手は31歳のチュニジア系の男だが、イスラム国(IS)に感化されたホームグロウンによるテロの類であろう。

 現場は筆者も熟知する地中海沿いの全長3.5kmの大通り、プロムナード・デ・ザングレである。ニースでは最も人が多く集まる所で、当夜もフランス革命記念日を祝う花火大会を見ようと3万人もの集まっていた。容疑者にとっては約2kmを暴走する、絶好のソフトターゲットとなったようだ。今までに無いトラックを使った新手の自爆テロと言えよう。

 

 私ことワールド・トラベラーは1976年7月と2001年9月の2度現地を訪れている。最初の旅は商社マンとしてクウェート駐在時代に、家族(妻・長男・次男)を引率して家族旅行を楽しんだ。「リビエラの女王」と呼ばれるニースは、地中海のコート・ダジュールを代表するビーチリゾート地である。パリの南東900kmほどに位置し、人口35万人は同国第5位。見どころは豪華なホテルが軒を並べる海岸沿いの散歩道プロムナード・デ・ザングレ、お洒落な店が並ぶマセナ通り、ビーチが美しいガリオン・プラージュ、狭い路地にお店がひしめく旧市街など。

 25年ぶりに訪れた2度目の旅はツアーに参加したが、コート・ダジュールは降り注ぐ陽光下に紺碧の海岸線が続き、ホテルが増えた以外は昔と変らぬ光景にホッとした。特にニースの海岸通りプロムナード・デ・ザングレ沿いのビーチ、ガリオン・プラージュでは真っ青な地中海が広がり、浜辺に押し寄せる白い波頭とのコントラストが目にも鮮やか。散策に絶好のマセナ通りは、フランス最大のビーチリゾートらしい華やかな雰囲気が漂い、比較的狭い道の両側には、お洒落なレストランやカフェのテーブルが並び賑わっていた。

 

  

地中海沿いのニース俯瞰 テロ現場のプロムナード ガリオン・プラージュ 

             ・デ・ザングレ     を散策する筆者

             (ネットより転用・加工)

 

 

               ◇◇◇  ご案内  ◇◇◇

                      (ワールド・トラベラーの著書紹介)
      ワールド・トラベラーだけが知る 素顔のイスラム

 

                 

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お問い合わせ:
世界の人形館 TEL 04−7184−4745
        E−MAIL 
 ko-yasu@maple.ocn.ne.jp

 

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| 世界の紛争地帯 | 20:54 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - | ↑TOP
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    | - | 20:54 | - | - | - | - | ↑TOP
    高さん  今日は
    奥様のご様子案じております。花にも重なる数々の思い出も切ないですね。お気持ちはお察しします。
    高さんは世界の人形館の館長さんと、執筆と言うライフワークをお持ちですから、様々な困難も打ち勝ってお過ごしになって下さい。
    ニースは綺麗な所ですね。2001年5月に行きました。
    | 相子 | 2016/07/19 12:23 PM |
    相子さん
    いつも家内をお気遣い頂き、多謝します。
    本日も見舞いに出かけましたが、あれほど好きであった
    タイタンビカスも忘却の彼方のよう。
    別れ際に、いつもの通り”死にたい”と言われました。
    生きるという事がつらいようです。
    | 高 | 2016/07/19 8:16 PM |
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