世界の人形館からの夢メッセージ

夢と寛ぎを紡ぐワールドスクエア
人情豊かなヒッチハイクを楽しんだインド洋と南太平洋の島巡りーアンダマンン諸島、ココス諸島、クリスマス島、ニウエ、ウォリス
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 去る3月20日〜4月18日の1ヵ月間、インド洋及び南太平洋に浮かぶ島々、アンダマン諸島(インド領)、ココス島クリスマス島(オーストラリア領)、ニウエ(ニュージーランドの自治領)、ウォリス島(フランス領)の5地域を旅した。出発前にマレーシア航空機の行方不明事故があり、墜落現場と見られる海域がインド洋であり、また問題のマレーシア航空便を利用するため留守家族は不安視した。だが、ヒッチハイクを楽しむなど人情の機微に触れ、極めて平穏な旅であった。急激な海洋進出で周辺国と摩擦が絶えないさすがの中国も、今のところ太平洋やインド洋ではおとなしいようである。
 これで自身が持つ世界最多訪問国・地域の自称ギネス世界記録(!?)を
271に更新し、またくだらない自慢話が増えたようだ。この記録挑戦の旅はいつまで続くのであろうか? 約半世紀前から世界を股にかけて仕事をし旅してきた世界の旅人の宿命であろうか、現役のワールド・トラベラーとして死ぬまでこの果てしなき旅は続くのであろう。

 さて先ず訪れたのが、中国に続く人口超大国の
インド。今から40年以上も前の1974年2月初訪以降7回目の訪問で、南部インドの最大都市で近年IT都市として目覚ましい発展を遂げるチェンナイを基地に、インド洋に浮かぶアンダマン諸島へ飛んだ。諸島は大小300余りの島々が南北に細長く連なり、面積は6340
k屐雰嫁聾と同じ)と意外に広い。諸島内では中心都市ポートブレアをベースにし、高速フェリーでビーチが美しいハブロック島やネイル島の離島へ渡った。人口約10万人のポートブレアでは、町の中心に立つ時計塔と1858年築の悲惨な独房監獄跡セルラー・ジェイルが見どころだ。
 一方、インドにとり国防・軍事上重要であるアンダマン諸島内の移動は思いのほか厳しく、特に入島時のチェックは入念で常時パスポート持参が必須だ。また、訪問時に行方不明のマレーシア航空機の捜索のため中国が船をインド洋に差し向けようとしたところ、インドが強く反発していた。
 
 以前はマドラスと呼ばれ、繊維の商売で出張した
チェンナイは大変貌していたが、寺院の佇まいはほぼ昔のままであった。シヴァ神を祀るチェンナイ最大のヒンズー教寺院、カパレーシュワラ寺院では参拝客が絶えず、大賑わいであった。一方、14〜15世紀ポルトガル人によって建てられたサントメ大聖堂は壮麗な外観もさりながら、清楚な内部が素晴らしい。家族連れで賑わう全長12kmのマリーナ・ビーチは、前回訪問時(2001年4月)に比べて公園が良く整備されていた。

          −−− ワールド・トラベラの旅スナップ−−−

  
インド:アンダマン諸島・  インド:ハブロック島   インド:チェンナイの
 ポートブレアの監獄跡    ビーチで男の子と遊ぶ 
カパレーシュワラ 寺院


 インド洋に浮かぶ島巡りは他にも、オーストラリア西部の最大都市パースから空路で向かったココス島とクリスマス島がある。共にオーストラリア領だが、本土から2000km以上も離れている。むしろインドネシアやマレーシアに近く、特にココス諸島はインドネシアのジャワ島から360kmほどの近距離だ。住民の大半はマレー系や中国系で、インドネシアに長年駐在し、中国語も少々できるワールド・トラベラーにとっては問題も無く快適な滞在であった。のはずが実はそうではなく、タクシーもレンタカーも無いため、久し振りにヒッチハイクをした。有難いことに断られることはほとんど無く、感涙するほど島民の心の温かさに慰められた。

 滞在した
ココス諸島の南キーリング諸島は環礁群から成り、面積は
14k屐⊃邑は約600人でマレー系が多い海は美しかったが、ココス島の海岸縁に生えるココヤシが波に浸食され、多数の倒木を見かけ心が痛んだ。オーストラリア政府は島の環境保全に熱心で、同島のいたる所で設置された立派でカラフルなゴミ箱や低速で走る電気自動車が印象的であった。見どころはホームアイランドのタートル・ビーチと近くの墓地。
 一方、
面積が143k屐⊃邑は約1500人で中国系が多いクリスマス島の特産はリン鉱石。あっと言う間に資源が枯渇したナウルの苦い教訓を参考にしているようで、ユックリしたペースで貴重な資源であるリン鉱石を輸出している。観光面では、島の西海岸にある豪快なブローホールと北東海岸の海蝕崖が見事なリリー・ビーチが見逃せない。

 その後パースから東進して
ニュージーランドのオークランドへ向かい、さらに乗り継いで着いた先がニウエ。独立しているのか、いないのか良くと分からないが、島民の国籍がニュージーランドであるので、分かり易く言えば同国の自治領になる。面積は淡路島の半分にも満たない264k屬如島全体が隆起した珊瑚礁から成る特異な島で独特の景観が広がる。人口はわずか1300人ほど、島の西海岸のアロフィが中心地だ。日本との時差は20時間で日本の方が20時間進んでおり、簡単に言えばおよそ1日遅れになるので要注意だ。
 小さな島で1週間の長期滞在を余儀なくされたが、これはオークランド〜アロフィ間のフライトが週1便しかないためだ。到着直後はいったい何をしてよいか悩み、風邪を引いたこともあり熟睡できなかった。しかし、レンタカーで島内をドライブしてみると、意外に見どころが多いのに気付いた。ギャザムという珊瑚礁の割れ目、美しいラグーンで楽しんだシュノーケリング、約9kmのワフー(カマスサワラ)という大魚をゲットした豪快なフィッシュイング、ニュージーランド人夫婦に自宅に招待され歓談したディナーなど、結果的には楽しい想い出満載の長期滞在(?)となった。ただし、お魚のお味は脂がのっていないため、美味くはなかった。


  
 ココス諸島:南キーリング クリスマス島:豪快に  ニウエ:大魚を仕留めた
 諸島のカラフルなゴミ箱  吹き上げるブローホール  ワールド・トラベラー

 最後の旅のヤマ場となったのが、フランス領のウォリス&フツナの
ウォリス島だ。オークランドからニューカレドニアのヌメアへ飛び、一泊して現地に向かった。真珠の首飾りのように珊瑚礁のリーフに囲まれた島は面積が77k屬両さな火山島で、島の周りのラグーンが言葉を失うほど美しい。観光面では魅力的のようだが、一つ致命的な問題があった。なんと島にはタクシーもレンタカーも無く、ましてや観光案内所も無い、無い無い尽くしの島であることを知り愕然とした。やむなく人気のない島内をトボトボと歩いていると、中年のフランス人女性が車で通りがかったのでヒッチハイクをした。そのついでに交通手段が皆無のため困り果てていると訴えたところ、翌日夫婦の車で島内を案内するとの嬉しい申し出があり、早速好意に甘えた。
 小粒ながらも神秘的なカルデラ湖のラロラロ湖、さほど豊かではない島に不釣り合いなほど見事な石造のマタウツ大聖堂や各村の教会、小高い丘にあるマタラア展望台から眺めたラグーンの絶景などが忘れ難い。しかし、なんと言っても終日島内観光に案内され、美味しい手作りのランチまで戴いたフランス人夫妻の心遣いが格別に秀逸で感動的でもあった。帰国後も丁寧なメールをもらい、それまで持っていたフランス人のマイナスイメージを見直すほどの素晴らしいフランスカップルで終生忘れ難い。


  
 ウォリス:眺望抜群の ウォリス:親切なフランス シンガポール:マリーナ
 マタラア展望台で 
人のHenri&Gaëlle夫妻     ・ベイ・サンズを背にする
            (左端は世界の旅人)


 上記のほかに、4回目の訪問となったパース、シドニー、オークランド、2回目のヌメア、13回目のシンガポールでの滞在も短時間であったが、十分エンジョイした。特に、シンガポールの絶えざる変貌には驚くほかなく、中でも建築構造がユニークなマリーナ・ベイ・サンズ、近未来的なテーマパークのガーデンズ・バイ・ザ・ベイには目を見張るばかりであった。

                  ◇◇◇  ご案内  ◇◇◇

筆者(ペンネーム:高やすはる)が著した本が文芸社より発売中です。
書名は
私はワールド・トラベラー世界257ヵ国・地域を旅した男
定価は本体1、500円+税。お買い求めはインターネット(アマゾンや楽天ブックスなど)、または最寄の書店でどうぞ。
  なお、本書は単なるトラベル・ガイドブックではありません。日本の将来を憂い、 特に三流とも揶揄される日本外交に対し、ズバリ直球でもの申す本物志向の提言書でもあります。是非ともご愛読のほどお願いします。


 
     表紙カバー                     口絵


 ワールド・トラベラーが館長を務める世界の人形館では、271ヵ国・地域の民俗人形、紙幣とコイン、仮面、壷、置物、絵画、木彫り、地球儀、時計、照明ランプ、絵皿、万華鏡など多数展示しています。老若男女を問わずご興味ある方はご遠慮なく、お気軽にご来館下さい。茶菓子を用意し、老妻共々精一杯のおもてなしの歓待をします。なお、慈善活動につき、入館料は無料ですが、セキュリティなどのため、下記要領で必ず予約をお願いします。ご協力のほど宜しくお願いします。
  TEL:04−7184−4745 又は Eメール:
ko-yasu@maple.ocn.ne.jp

 

   −−− 国境の無い平和な「世界の人形館」の館内風景 −−−

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